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『FileMaker データベース問題解決ガイド』本日発売

2014年10月02日 11時00分更新

文●Web Professional編集部

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FileMakerを使ったデータベース設計と運用を行なっているユーザーに向けた、問題解決方法を解説したガイドブックFileMaker データベース問題解決ガイド(木下雄一朗著)が、株式会社KADOKAWAから発売されました。Amazon.co.jpほか、全国の大型書店で購入できます(電子版は10月14日配信開始)。

正しい設計手法と運用術をプロが伝授する待望のガイドブック

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『FileMaker データベース問題解決ガイド』。黒いカバーと銀の帯が目印です

 本書は、FileMakerによるデータベース設計や運用で問題を抱えていたり、効率の低下で困っているユーザーのための問題解決策や改善策を網羅した解説書です。

 FileMakerの解説書はいくつかありますが、それらは機能説明を列記したリファレンス本であったり、関数やスクリプトのサンプルに関するもの、入門書がほとんどです。本書は、FileMakerのセミナー講師として人気が高い木下雄一朗氏が長年の開発経験やユーザーから寄せられる質問を基に、ユーザーが陥りやすいミス、知って得するTIPSをまとめ、問題解決方法と防止策を具体的に説明した、実践的なガイドブックです。

 本書は体系的な解説書ではなく、データベース設計の問題解決方法や開発テクニック、チューンアップ手法、TIPSなどを章ごとに分けて個別に掲載しました。例えばChapter 1では、顧客・販売・在庫管理データベースを題材に、安全確実な設定方法やリレーションの正しい作り方などを詳細に紹介。そのほかのChapterでは、テーブルオカレンスグループやデータベースファイルの分け方、処理速度の高速化を図るテクニック、iPhoneやiPadでのデータベース活用術、Amazon Web Servicesを使ったサーバー環境の構築法など、実用的な手法を説明しています。紹介したサンプルデータは専用サイトからダウンロード可能です。

 また、FileMaker13世代で活用できる開発テクニックもふんだんに盛り込みました。

「FileMakerを使い始めたものの、設計や作り方が正しいのか自信がない」「FileMakerによるシステムを運用しているが、変更や修正が難しくなってきた」「より効率的な運用方法を知りたい」、そんな悩みや要望を持つあなたのための「問題解決」ガイド。

 FileMakerによるデータベース設計と運用に関わるユーザー必携の1冊です!

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概念や仕組みを示すイラストや図版を多く掲載し、理解しやすいデザインにしました

 お近くの書店、またはAmazon.co.jpでお買い求めください。

FileMaker データベース問題解決ガイド
Pro/Advanced/Server/Go

木下雄一朗 著

  • 定価:3,780円 (本体3,500円+税)
  • 発売日:2014年10月2日(電子版2014年10月14日)
  • 形態:B5変型 (440ページ)
  • ISBN:978-4-04-866611-4
  • 発行:株式会社KADOKAWA

目次

Chapter 1 顧客・販売・在庫管理を例にしたデータベース設計の基本
1-1 顧客管理データベースの設計
1-2 販売管理データベースの設計
1-3 在庫管理データベースの設計
Chapter 2 データベース設計Q&A
Q1 テーブルの分け方とその際の判断基準は?
Q2 テーブルオカレンスグループの分け方を教えてください
Q3 データベースファイルはどうやって分けるのでしょうか?
Q4 リレーション条件の設定で注意することはありますか
Q5 繰り返しフィールドはどのようなときに使いますか?
Q6 グローバルフィールドはどのようなときに使うのですか?
Q7 システム内の初期設定データはどのように管理したらいいですか?
Chapter 3 iPhone/iPadで活用するモバイルデータベース
3-1 FileMaker Goによる低コスト・短期間のデータベース開発
3-2 FileMaker Go 13のインストール
3-3 iOSデバイスとのデータベースファイルのやり取り
3-4 FileMaker Goの固有機能を活用したデータベース構築
3-5 各商品テーブルのiPad用レイアウト作成
3-6 キオスクモードを使った専用端末の構築
3-7 FileMaker Goシステム開発の注意点
Chapter 4 画像・動画・音声データベース設計時に知っておきたい7つのポイント
4-1 デジタルコンテンツを管理する
4-2 画像データの文字列変換とメタ情報の取得
4-3 オブジェクトデータのメタ情報を取得する方法
4-4 FileMaker Serverによる動画・音声・PDFのインタラクティブ配信
Chapter 5 ユーザビリティ向上の実践テクニック
5-1 使い勝手を向上するための3つのテーマ
5-2 入力の間違いを減らす
5-3 ユーザーの操作状態を変更しない
Chapter 6 処理速度の高速化を図る必修テクニック
6-1 ボトルネックの調べ方とベンチマーキング・ツール
6-2 高速化のために――FileMakerの仕様のおさらい
6-3 カテゴリー別チューニング・テクニック
6-4 高速化のまとめ
Chapter 7 FileMaker Serverのサーバーサイドスクリプト高速処理の極意
7-1 サーバーサイドスクリプト活用のメリット
7-2 サーバーサイドスクリプトの作成と起動
7-3 サーバーサイドスクリプトの活用例
Chapter 8 クラウドを利用したFileMaker Server環境の構築
FileMaker Server環境の構築
AWSアカウントの作成
Amazon EC2での仮想サーバーのセットアップ
リモートからの接続手順
固定IPアドレスの割り当て
FileMaker Serverのインストール
FileMaker Pro / FileMaker Goからの接続
運用上の参考
まとめ
Chapter 9 ESSによる外部SQLデータベースとの連携
9-1 ESS環境のセットアップ
9-2 ESS活用の視点
9-3 ESSの動作仕様とパフォーマンスチューニング
Chapter 10  知っておきたい開発&運用のTips
Tips 1 データベースファイル名の一括変更
Tips 2 不要なフィールドを削除するときのチェック事項
Tips 3 ゲスト環境のバージョンを制限する
Tips 4 レイアウト位置をそろえる
Tips 5 インポートのフィールド順照合
Tips 6 ESSシャドウテーブルと同じ構造のFileMakerテーブルを作成
Tips 7 ファイルサイズを小さくする
Tips 8 ファイルが壊れたときのトラブルシューティング
Tips 9 データ移行時のチェックリスト
■Amazon.co.jpで購入

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