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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 第42回

「ATOK for iOS」の開発者に聞いた6つのコツ

2014年09月23日 14時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura

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開発者に聞く、ATOK for iOSで覚えておきたい6つのワザ

 iPhone 6に新調したという入江氏が、慣れないiPhone 6 Plusで、ATOK for iOSのデモを披露してくれました。その中で、ぜひ覚えて活用したい、快適な入力のためのワザを6つ教えて頂きましたので、ビデオでチェック。

※:ちなみに撮影はiPhone 6 Plusです。

 ビデオで紹介していたワザは以下の通りです。

・カーソルキー(右)と、カーソルキー(左フリック)
・デリートキーをフリックして、行頭まで削除
・「かっこ」で対のカッコの変換をし、カーソルキー(左フリック)でカッコ間にカーソル移動
・文節を切り替えて変換
・「や」キーの左右フリックでカギカッコ入力
・逆トグルキーで直前に確定した文章をよみに戻す

 このほかに、顔文字入力や複数行にわたる定型文の入力機能が用意されており、定型文の中には下の画面のような

文字を変えて利用できそうなアスキーアートも内蔵されています。

 ATOK for iOSは1500円という価格で、既存のATOKユーザー以外、例えば若者などへの訴求をいかに強めていくかが課題です。ビジネスユースや文字を大量にスマホから書く人にとって重宝するでしょう。ただ、若者も「スマホで大量に文字を書く人」に当てはまっているはずです。

 入江氏が「ぬか床」と表現する、昔から自分の秘伝の辞書を育てている往年のATOKユーザーのニーズに応える責任があると同時に、良い日本語ツールをいかに新しい世代に伝えていくか。コミュニケーションの中の日本語を支援することに、可能性があるのではないか、と期待を寄せています。


筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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