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低い帯域を中心にブーストし、DSPを使った擬似サラウンドモードが決め手

小型の中で音質最強? ソニーのBTスピーカー「SRS-X3」を試す

2014年07月06日 12時00分更新

文● 四本淑三 撮影●篠原孝志(パシャ)

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マットな質感とプッシュスイッチは日常生活向き

上面の操作パネル。ボタンの上にはインジケーターのLEDも装備しています

 外装色はレッド、ブラック、ホワイトの3色。SRSシリーズ共通のスクエアデザインながら、透明樹脂を使ったつやつやのブラックから、さらっとした感触のマットカラーへと変更されています。また操作系もタッチセンサーから、浅いストロークをともなったプッシュ式になっています。

 つるつるのタッチパネルもオシャレで良いのですが、SRS-X3のマット素材のほうが指紋もつきにくく、操作の実感もともなうことから、こちらの方が気張らず使えて日常生活向きと思われます。角が取れた感じは、若干ルービックキューブのようでもあり、ポップで良いデザインだと感じます。

 Bluetoothの対応コーデックはSBCのみで、apt-XやAACといったコーデックには対応しません。ただしノイズが気になることもなければ、動画再生時に起きる音声の遅延もさほど大きくはありません。むしろBluetoothスピーカーとして遅延は短い方で、YouTubeでミュージックビデオを見るような場合でも、それほどストレスにはなりません。

 ペアリングに際してはNFCが使え、簡単に接続できます。またマイク内蔵でスピーカーフォンにもなります。

パッシブラジエーターがマウントされているため、背面もメッシュパネルで覆われています。左下の端子類は(左から)充電/給電用のmicroUSB端子、ステレオミニ仕様のAUDIO IN、そしてRESETスイッチ

 サブウーファーは搭載せず、メインユニットの背圧で動くパッシブラジエーターを、エンクロージャーの前面と背面に対になる形でマウントしています。これは振動面積を増やしつつ、振動で筐体が動くことを抑えることが目的でしょう。

 バッテリーで駆動している際は15分でオートパワーオフが効き、復帰する場合はSRS-X3の電源ボタンを押すことで、Bluetooth端末側と自動的に再接続します。

 またUSB給電中は「BLUETOOTHスタンバイ機能」があり、電源が切れた状態でも、Bluetooth端末側から接続しに行くことでSRS-X3の電源が自動的に入って起動します。

付属のUSB ACアダプター。もちろんPCのバスパワーでも充電はできます

(次ページでは、「音質は同サイズ最強か?」)

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