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シースルーモバイルビューワー新型「MOVERIO BT-200」を活用!

メガネの町・鯖江で行なわれた電脳アプリARコンテスト

2014年05月16日 12時00分更新

文● 林佑樹 取材/撮影● アーク・コミュニケーションズ

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4月26日に鯖江市で開催された「電脳アプリARコンテスト」

 スマホに続くデバイスとして、注目を集めているウェアラブルデバイス。リストバンド型としては活動量計が定着し始めており、またAppleが準備中と真偽不明の話が聞かれる「iWatch」、Android端末と連動するソニーモバイルコミュニケーションズの「SmartWatch」やサムスンの「Gear2」なども登場している。

「Gear2」(画像クリックで関連記事へ)

 アイウェアとしてはGoogle Glassも開発者バージョンが登場しているが、スマホのように普及するかは未知数だ。ただ、スマホの機能をアイウェアに表示できるとあれば、どういったエクスペリエンスがあるのかは意外と想像しやすい。ヘッドアップディスプレーを搭載するAirwave 1.5というゴーグルは、GPS機能で得たスピード表示やマップ上でのナビゲーション機能などを有する。視界にその情報が表示されるだけでも良さはわかるだろう。また、先日発表されたばかりの「JINS MEME」は、眼鏡に搭載するセンサーから眠気や疲労度を読み取るというものだ。

「Google Glass」

「JINS MEME」(画像クリックで関連記事へ)

 とはいえスマートグラスは発展途上のデバイスだ。国内においてはHMDがその先駆として登場している程度である。そうしたなか、2014年4月26日に眼鏡の生産地として有名な福井県鯖江市で「電脳メガネARアプリコンテスト」が開催された。ARを表現したアニメ『電脳コイル』のような近未来を感じられるアプリのコンテストであり、「電脳メガネがいよいよ実現するという機運が高まってきた」として、今回公開審査を行なった。

 同コンテストは鯖江市が主催し、徳間書店やセイコーエプソンが協賛する。応募総数はアプリ部門と企画部門を併せて121点。一次選考の結果、11にまで数が絞られ、二次選考が公開で行なわれた。アプリ部門にエントリーし二次選考まで残った応募者には、開発機としてエプソンのシースルーモバイルビューワー新型「MOVERIO BT-200」が貸し出された。

 MOVERIO BT-200はヘッドマウントディスプレーに属するが、「シースルーモバイルビューワー」と表記されるように、装着した状態でも視界が確保された状態で空間に映像が浮かんでいるように見えるのが特徴だ。ワイヤレスでHDMI入力にも対応するため、自宅では相当遊べそうなガジェットである。また「アプリ開発」が可能である理由は、本体の操作系統としてAndroidを採用しており、スマホライクに操作できるスマホ形状のタッチパッドが用意されているからだ。発売は2014年5月29日を予定。なお今のところ、数少ないメガネ対応HMDでもある。

「MOVERIO BT-200」


(次ページ、「公開審査の優秀作品を見る」に続く)

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