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「日本郵便×三越伊勢丹」のカタログ通販新会社が誕生

2014年04月15日 05時38分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 日本郵便と三越伊勢丹ホールディングスは14日、互いの強みをいかした総合カタログ通販企業としてJP三越マーチャンダイジングを4月1日付けで設立。16日よりJPセレクト「誕生祭」カタログを全国約2万以上の郵便局と郵便局のネットショップで展開を開始する。

JPセレクト「誕生祭」カタログの表紙

JPセレクト「誕生祭」カタログの表紙

 新会社のJP三越マーチャンダイジングは、日本郵便の子会社である郵便局物販サービスと、三越伊勢丹ホールディングスおよび同社子会社の三越伊勢丹通信販売の合弁による。同カタログ通販事業では、三越伊勢丹グループの商品供給力を駆使してJP三越マーチャンダイジングが商品を提供し、郵便局物販サービスが販売者となる。

 これまで日本郵便の物販事業では食品を中心としたカタログ通販を展開しているが、今回発行の「誕生祭」は、非食品分野の商品を主とした「JPセレクト」カタログの創刊号。「衣料品」や「服飾雑貨」をはじめ、「健康用品」、「キッチン用品」、「アイデアグッズ」を取り扱う。「誕生祭」の商品申込受付期間は6月30日まで、商品を届ける時期は商品申込受付後の1週間から10日程度。

 日本郵便にとっては物販事業で非食品分野へ本格的に拡大できるほか、商品配送で利用する「ゆうパック」の取扱量の増大が期待される。一方、三越伊勢丹ホールディングスとしては、商品の供給先を日本郵便の全国ネットワークに広げられるメリットがある。「日本郵便×三越伊勢丹」のブランドがコラボするという点でも業界に及ぼす影響を小さくない。

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