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ネットからリアルへ導くO2O、「楽天チェック」スタート

2014年04月02日 18時23分更新

加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 ネットショッピングなどを利用するオンライン上のユーザーを、実際の店舗への来店に導こうというオンラインからオフラインへのプロモーション「O2O(オンライン・ツー・オフライン)」。スマホからリアル店舗の利用予約を受け付けたり、スマホ向けにリアル店舗で使える割引クーポンを発行したりなど、特にスマホの普及拡大が進む今日、O2Oへの取り組みが増えつつある。

 クロス・マーケティングが3月に発表した「O2Oサービス利用状況調査」の結果によると、O2Oアプリをインストールしたことがあるのは43%で、O2Oアプリをきっかけにリアル店舗を利用した経験者は35.6%。O2Oアプリをインストールした10人中の約8人はリアル店舗に導かれていることから、O2Oアプリをインストールしてもらえれば、リアルの実店舗の販促に大きな期待が持てる。

 ここにビジネスチャンスを見出したのが国内最大級のショッピングモール「楽天市場」を運営する楽天。楽天グループのスポットライトは2日、店に立ち寄るだけでポイントが貯まるアプリ「楽天チェック」を提供開始した。

 「楽天チェック」アプリは、手持ちのスマホにインストールし、提携加盟店を訪れた際にスマホ上でチェックイン操作を行うことで、「楽天スーパーポイント」を獲得できるというもの。提携加盟店の指定エリアでスマホのアプリ画面上でチェックインボタンを押すと、ワイヤレスで来店(スマホ)を検知するシステムを採用しており、仮に店舗を利用しなくても(買い物等をしなくても)来店するだけでポイントがもらえる、ユーザーにとってメリットのあるサービスだ。

 提携加盟店にとってもメリットは大きい。仮にポイントゲットが目的でも、来店した楽天会員がまったく店舗を利用しないとは限らない。楽天会員数は約9000万人におよぶと言われており、来店客数の増加が見込まれれば、売上アップへの期待も膨らむ。あとは来店した楽天会員をいかにして顧客へと導けるかがカギ。オンラインとオフラインの壁を越え、約9000万人規模の大きな潮流が生まれようとしている。

楽天チェック
提携加盟店の指定エリアでスマホを使いチェックインすれば楽天スーパーポイントがもらえる

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