このページの本文へ

Amazon Kinesis活用、ビッグデータのリアルタイム分析

2014年03月18日 05時35分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 アマゾンのクラウドプラットフォーム提供サービス「アマゾン ウェブ サービス(Amazon Web Services:AWS)」では、高まるビッグデータに対するニーズにこたえる完全マネージド型サービス「アマゾン キネシス(Amazon Kinesis)」を昨年12月から一般公開している。

 Amazon Kinesisは、数十万のソースから1時間あたり数百テラバイトのデータを収集・処理できるため、Webサイトのクリックストリームをはじめマーケティング情報や財務情報、製造業の計器、ソーシャルメディア、運用ログ、計測データなどのソースから取得した情報を、リアルタイムで処理するアプリケーションを容易に作成できるようにする。

 このAmazon Kinesisを活用し、アルベルト(ALBERT)は18日、M2M(Machine to Machine)やIoT(Internet of Things)にも対応したビッグデータのリアルタイム分析を行うサービスの提供を開始する。同社では昨年5月より、企業に蓄積される大量のデータを分析してマーケティングに活用するプライベートDMP「smarticA!DMP」を提供しているが、このアルゴリズムにAmazon Kinesisを適応。従来、バッチ処理により数時間に1度の頻度で行っていた計算処理を、リアルタイムに近い頻度で実行することが可能となった。

 今回、開発したテクノロジーは、自動車や構造物に搭載されるセンサーデバイスとの連携にも対応する。また、データセンターや工場内のマシンデータの収集と分析、可視化の領域にも適応することができるため、アルベルトでは今後も、産業用機器や電子デバイスメーカーとの連係を深め、事業の拡大を図っていく。

Amazon Kinesisページにあるユーチューブの紹介動画

Amazon Kinesisページにあるユーチューブの紹介動画

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中