1TB SSD+1.5TB HDD/SSD×2のトリプルストレージ構成が可能なモデルも

マウスコンピューター、新世代GTX800M搭載のノートPCなど春の新製品を発表

文●松野/ASCII.jp編集部

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 マウスコンピューターが今年前半に市場投入する新製品が公開された。本日より4月上旬にかけて順次販売を開始する。

 個人向けスタンダードパソコンのブランドである「LuvBook」「m-Book」シリーズは11.6型、14型、15.6型、17.3型のディスプレーサイズで展開。14型はすでに2月に発表されたLuvBook Lなど継続するものが含まれるが、新たに11.6型の「LuvBook C」、15.6型の「m-Book V」および「m-Book K」、17.3型の「m-Book W」などが加わる。

 このうち15.6型、17.3型の製品には発表されたばかりの新GPU「GeForce GTX800」番台を搭載。GTX800番台を含めた高性能GPU搭載モデルは、同社のゲーミングPCブランドである“G-Tune”を中心に訴求していくが、上位モデルではCPU、デュアル・トリプルのストレージ搭載に加えて、ゲームなどもこなせる高性能なグラフィックス機能も装備していく。

 またタブレットや2in1といった新しい製品カテゴリーも追加。こちらは5月~6月にかけて2製品を投入する予定だ。

新世代の「Maxwell」GPU搭載ノートPCなどが新登場

15.6型フルHDノートPC「MB-K620S」

 まず発表されたのは、mousecomputerブランドの製品だ。15.6型フルHDノートPC「m-Book K」シリーズの新製品「MB-K620S」は、CPUがCore i7-4900MQ(3.8GHz)に対応し、最大メモリーは16GB。GPUに新世代アーキテクチャ「Maxwell」を採用したGeForce GTX850Mを標準搭載しており、GeForce GT750M搭載の現行モデルと比べ、3DMark Fire Strikeの結果が1.5倍になっているという。ストレージはmSATAと2.5インチ SATAの2台内蔵可能だ。また、ゲームなどの環境音をクリアに再生するという「Sound Blaster Cinema」機能や、IEEE 802.11b/g/n規格準拠の無線LAN、DVDスーパーパルチドライブを備える。

 カスタマイズにより最大1TB SSD+1.5TB HDD/SSDのデュアルストレージ構成が可能なほか、Dual Band Wireless-AC7260なども搭載できる。ディスプレーは15.6型フルHD ノングレア液晶で、HDMI出力は4k2kに対応する。Core i7-4700MQ(2.4GHz)、8GBメモリー、500GB HDD搭載の標準構成価格は9万9800円。

15.6型フルHDノートPCのハイパフォーマンスモデル「MB-V700S-SH」

 15.6型フルHDノートPCのハイパフォーマンスモデル「m-Book V」シリーズの新製品「MB-V700S-SH」は、「Maxwell」の上位チップGeForce GTX860Mを搭載。mSATAに加えて2.5インチSATAドライブを2台内蔵可能で、カスタマイズにより最大1TB SSD+1.5TB HDD/SSD×2のトリプルストレージ構成を実現できる。その他、Core i7-4900MQ(2.8GHz)、最大24GBメモリー、Dual Band Wireless-AC7260なども搭載できる。「Sound Blaster Cinema」機能、IEEE 802.11b/g/n規格準拠の無線LAN、DVDスーパーマルチドライブを備える。ディスプレーは15.6型フルHDノングレア液晶で、HDMI出力は4k2kに対応。Corei7-4700MQ(2.4GHz)、16GBメモリー、128GB SSD&500GB HDDの標準構成価格は11万9800円。

17.3型フルHD液晶のハイパフォーマンスノート「MB-W800X-SH」

 ハイパフォーマンスノート「m-Book W」シリーズの「MB-W800X-SH」は、17.3型フルHD液晶に、GeForce GTX860Mを搭載。CPUはCore i7-4700MQ、最大メモリーは24GBで、トリプルストレージに対応する。液晶サイズ以外の基本的な構成は「m-Book V」とほぼ同じだが、こちらはブルーレイディスクドライブを標準搭載している。標準構成価格は12万9800円。

タッチ対応11.6型モバイルノートPC「LB-C300B」

 タッチパネルを搭載した11.6型モバイルノートPC「LuvBook C」シリーズの新製品「LB-C300B」は、Core i5-4200U(1.6GHz)、4GBメモリー、500GB HDDを搭載して、価格は6万9800円。コストパフォーマンス追及のモデルとして、CPUにCeleron 2955U(1.4GHz)も選択できる。その他、カスタマイズで8GBまでのメモリー増設、最大1TB SSD+1.5TB HDD/SSDのデュアルストレージ構成が可能。ディスプレーは11.6型HDタッチパネル液晶となる。

14型Ultrabook「LB-C300B」

 14型Ultrabook「LuvBook L」シリーズの「LB-C300B」は、2月25日に発表済みの同シリーズ初のタッチ対応製品。CPUにCore i7-4500U(1.8GHz)、4GBメモリー、128GB SSDを標準搭載。カスタマイズでメモリーを最大8GB、ストレージを1TB SSDに変更可能だ。標準構成価格は9万9800円。

Office搭載で3万円台のタブレットなど、5月以降発表製品も

Officeスイート搭載で3万円台を検討している10.1型タブレット

 会場では5月以降に発表予定の製品も見ることができた。Windows 8.1搭載マルチタッチの10.1型タブレットは、Celeronプロセッサー、Officeスイートなどを採用し、価格は3万円台での販売を検討しているという。

タッチ対応11.6型2-in-1PC

 6月発表予定の11.6型HD/フルHDタッチパネルを搭載した2-in-1PCは、Windows 8.1を搭載し、CPUにPentium/Core i5を採用する予定だ。

Iris Pro 5200の採用を予定している23.6型オールインワンPC

 23.6型フルHDタッチパネル液晶を採用するオールインワンPCは、CPUがCore i7、内蔵GPUはIris Pro 5200の搭載を予定している。