WQHD対応で21.1時間駆動の「LIFEBOOK SH WS1/M」のモバイル性能を検証する (2/3)
2014年02月14日 11時00分更新
用途に合わせて機能や重量を変えられる「モバイル・マルチベイ」構造を採用
まずは、持ち運びやすさの点において重要な要素となる、「LIFEBOOK WS1/M」の本体サイズと重量について紹介しよう。フットプリント(接地面積)は約幅319×奥行き215mmで、A4用紙(幅297×奥行き210mm、横向きの場合)よりも幅が20mm、奥行きが5mm大きい程度。仕事で使う標準的なバッグであれば難なく納まるサイズだ。保護ケースに入れても、問題なく収納できるだろう。
高さは最薄部で13.6mm、最厚部で19.8mm。タブレットやUltrabookと比べるとやや厚めの印象を受けるが、光学式ドライブや豊富なインターフェースを備えていることを考えると納得できる数値だ。実際に手に持ってみても、それほど厚いとは感じなかった。
重量については約1.33~1.64kgと幅がある。メモリーやストレージなどのパーツ構成によって重量が変化するのもあるが、「モバイル・マルチベイ」に装着するユニットの種類によって重量が変わるのが最大の理由だ。モバイル・マルチベイとは増設ユニットを交換することでLIFEBOOK WS1/Mの性能を部分的に強化できる機能。標準付属の光学式ドライブをオプションの増設用バッテリーに交換して駆動時間をより長くしたり、逆にユニットを外したままにしておくことで本体を軽くできる。
「LIFEBOOK WS1/M」の増設ユニットは非常に軽く作られており、光学式ドライブ単体なら実測で133g、バッテリーは219gしかなかった。ユニットを装着しない場合はこの重量分軽くなるわけだが、ユニット部分を保護するためのカバーを取り付けるため、ほんのわずかだがカバー分の重量が追加される。
ユニットの種類を変えて本体の重量を計測してみたところ、ユニットなし(保護カバー付き)の状態で1.412kg、光学式ドライブを装着した状態で1.536kg、増設バッテリー(保護カバー付き)を装着した状態で1.622kgという結果だった。モバイルノートとして考えると最大1.6kgはやや重い気もするが、利用シーンに合わせて機能や重量を変えられるのは大きなメリットであるとも言える。
試用機のパーツ構成 | |
---|---|
CPU | Core i7-4500U(1.8GHz) |
メモリー | 10GB |
ディスプレー | 13.3型ワイド(2560×1440ドット) タッチパネル |
グラフィックス機能 | インテル HD グラフィックス 4400(CPU内蔵) |
ストレージ | 約256GB SSD |
OS | Windows 8.1(64bit) |
電源アダプターも軽量&コンパクトで、重量は実測で237gだった。「LIFEBOOK WS1/M」はバッテリー駆動時間が長いので必要となるシーンは少ないと思われるが、長期の出張や外出先でマシンを酷使する機会が多いなら用意しておくといいかもしれない。
(次ページ、「増設バッテリーで駆動時間を延長できる」に続く)
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