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USBスティック型ツールでオフラインのWindows PC、POS端末、生産設備などに対応

ネット非接続PCを守れ!トレンドがウイルス駆除ツール新版

2014年01月28日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 トレンドマイクロは1月27日、スタンドアロン/クローズド環境向けウイルス検索/駆除ツールの新製品、「Trend Micro Portable Security 2(TMPS2)」の受注を開始した。TMPS2では、多数の拠点におけるウイルス対策を一元的に管理する機能、本体に搭載されたLEDでステータスを表示する機能などが追加されている。

「Trend Micro Portable Security 2(TMPS2)」スタンドアロン/クローズド環境のWindows端末向けウイルス対策ツール

 TMPSは、スタンドアロンやクローズド環境など、インターネットに接続されていないWindowsベースのPCやPOS端末、生産設備の制御端末などに対し、ウイルス検索/駆除が実施できるUSBスティック型の製品(関連記事)

 こうした環境にあるPC/端末のウイルス対策は一般的なウイルス対策製品では難しく、おざなりになりがちだが、現実にはUSBメモリや持ち込み端末を介したウイルス感染リスクが高まっている。TMPSでは、別環境でダウンロードした最新のパターンファイルを使い、端末へのインストールなしでウイルス検査を実行できる。

 新版のTMPS2では、管理プログラムの集中管理機能、LEDによるステータス表示機能が新たに追加されている。集中管理機能では、遠隔地の支店や拠点で使用するTPMS2の検査ログを収集できるほか、各種設定やパターンファイルの更新などを一元的に管理できる。

TMPS2の集中管理機能イメージ。遠隔拠点のTMPS2も含め一元的に管理/ログ監視が可能

 またステータス表示機能では、本体に搭載したLEDの発光色によって、検索ステータスと結果を3段階で通知する。これにより、端末の画面を逐一確認する必要がなく、効率的に検査が実施できる。

本体に搭載したLEDの発光色でウイルス検索/駆除ステータスが確認できる

 さらにTMPS2では、管理用端末を用意しなくとも、汎用のPCを使ってパターンファイルのアップデートやログ閲覧が可能になっている。

 TMPS2の参考標準価格(新規1年版、税別)は2万8800円。新規購入時の最低購入本数は5本となっているが、検索ツール1本で複数の端末のウイルスチェックが可能。また従来製品を利用中の顧客には、専用の移行パッケージが用意されている。

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