日本通信販売協会(JADMA=ジャドマ)の調査機関となるジャドマ通販研究所がこのほど発表した調査結果によると、地方の名産品や特選グルメなどを通販で購入する「お取り寄せ通販」が好調なようだ。
インターネット通販を利用したことがある1000人に実施した調査では、約6割にあたり57.3%が「お取り寄せ」の経験があると回答。年代別には10代が21.1%、20代が44.9%、30代が57.5%、40代・50代が73.1%、そして60代が74.1%。質へのこだわりが強くのか、年代が上がるにつれて利用割合も高まり、40代からは7割以上が「お取り寄せ」を利用している。
こうした傾向を見込んでいたかのように、ヤフーはECサービスの「Yahoo!ショッピング」内で全国の自治体と連携。自治体運営型通信販売サービスを推進している「JAPAN satisfaction guaranteed(JAPANsg)」に参画している自治体からの出店を受け付ける。当初から出店するのは18の自治体で、陸前高田市(岩手県)の「三陸潮の香りお試しセット」や那須町(栃木県)の「那須高原 厳選チーズセット」などを取り扱う。
「Yahoo!ショッピング」は昨年10月に「eコマース革命」と題し、ストア出店料(月額システム利用料)および売上ロイヤルティの完全無料化などを発表。その後わずか3カ月間で出店希望者が約9万件に上ったという。確かなニーズを見込める「ご当地品のお取り寄せ」をキーワードに、今年はeコマース市場が大きく拡大しそうだ。
関連サイト
■ジャドマ通販研究所
■ヤフージャパン広報ブログ