■収録モードやサーキットなど、『F1 2013』のシステム面の話題に
ヒビキタケル:今作で収録されるサーキットで、へレスやブランズハッチについては、何か思い出はあります?
YK3:へレスは、1986年からしばらく、スペイン・グランプリのサーキットだったね。
ヒビキタケル:現在はオフシーズンにF1のテストを行うサーキットとしても知られてます。
YK3:ブランズハッチはMoto GPにも出てくるので、どちらかというとバイクのサーキットというイメージだな。あらためて見てみると、これは相当な高速サーキットだね。ストップ&ゴーが少なくて、走ってみるとおもしろそう。
チョロ松:どちらも最近のレースゲームには入っていないから、楽しみですね。
YK3:高速サーキットでは、どのくらいまでスピードを出すかで、次のコーナーでの曲がれる・曲がれないが決まるからね。浅いコーナーを抜ける時に、どこまでガマンしてアクセルを踏み続けるか……。そのせめぎ合いがいいと思う。前作までをプレーした経験だと、結構きっちり減速しないと曲がれないゲームだから。
ヒビキタケル:でも、1980年代のF1を懐かしんで買う人は、YK3さんほどレースゲームが得意じゃないと思うんですよね。そんな人も“ブレーキアシスト機能”を入れておけば、コーナーの手前で自動的に減速してくれるので、ハンドリングさえ気をつけていれば大丈夫。さらにコースアウトやクラッシュの場合でも、少しだけ時間を巻き戻してやり直せる“フラッシュバック機能”もあるので、見た目は超リアルでも、実はレースゲーム初心者でも遊びやすい仕様なんですよね。ブレーキアシスト機能は、段階的に強度を変えられるので、ゲームに慣れてきたら徐々に低くしていくということも可能です。
YK3:レース前に観られるコース紹介の映像もいいよね。「あそこのコーナー、あのスピードで抜けられるんだ!」という発見が結構あるよ(笑)。
チョロ松:あそこまで解説してくれるのは、ちょっと驚きです。
YK3:実際に走ることがあれば、アドバイスとして使えるレベルだと思うよ。なかなかそういう機会はないけど……。
■古くからのF1ファンにとって夢のようなモード!
チョロ松:こうしていろいろ見てきましたが、古くからF1を知る者にとっては、“F1 CLASSICS”でこれだけ有名なドライバーに囲まれてレースができるというのは、まさに夢のようなモードですよね。
YK3:実はね、『F1』シリーズの第1作目が出たころから、ずっと「こういうモードが入らないかなぁ」って思ってたの(笑)。オレは自分でもナイジェル・マンセルが好きだって公言していたし、コードマスターズさんにも伝えていたから。その意見が通ったってわけではないだろうけど、実現してくれてうれしいなあ。
ヒビキタケル:今日の座談会で、当時のことをいろいろ知ることができたので、“F1 CLASSICS”モードを実際に遊ぶ時は、今までとは別の視点で楽しめそうです。2月に公開される映画『RUSH』にも登場するニキ・ラウダのマシン“1976 Ferrari 312 T2(1976年式)”もボーナスカーで登場することが、先日発表されたばかりですよ! 有料DLCで“90年代クラシックパック”があったりと、これから先の情報にも期待したいです!