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「スマホ×LINE×シニア層」というビジネス戦略

2013年10月31日 06時05分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 エヌ・ティ・ティ・ドコモ(ドコモ)とLINEは5月、ドコモのスマホとLINEの無料通話・無料メールアプリ「LINE」を提携させる目的で協業に合意。ドコモ2013年夏モデルからスマホのアプリ一覧画面の「おすすめ」タブに「LINE」アプリを掲載している。今回はさらに協業を進展させ、シニア層向けの「らくらくスマートフォン(らくらくスマホ)」(富士通)でもLINEをできるようにした。

 らくらくスマホ向けのLINEでは、通常のAndroid版LINEと同じくトークでのメッセージ送受信や無料通話などの機能が利用可能。トークの文字サイズがはじめから「特大」に設定されているほか、有料スタンプを購入できない設定になっていることで誤って支払いをしてしまう心配を解消。「その他」のページから、LINEゲームやLINE cameraなどの関連アプリへのリンクを除外している。

 対象機種は「らくらくスマートフォン F-12D」と「らくらくスマートフォン2 F-08E」で、Google Playが利用できる「らくらくスマートフォンプレミアム」は対象外。「dメニュー」から「お客様サポート」、「ドコモアプリ」、「アプリ一覧」へと進み、「LINE」を選択してダウンロードすれば利用できる。

 月刊「アスキークラウド」創刊2号(10月号/8月24日発売)では、「NECカシオ撤退でも普及率は3割未満 第2次スマホバブルがやってくる」と題し、スマホビジネスの将来性をまとめている。今回のらくらくスマホとLINEの組み合わせが、「スマホ×LINE×シニア層」という新たなターゲットを狙ったビジネス戦略へと発展していくか、今後の動きに注目したい。

らくらくスマホでのLINEのイメージ

らくらくスマホでのLINEのイメージ

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