NOTTVやdビデオ、ビデオパス、UULAといった携帯キャリアが提供しているものをはじめ、HuluやDMMなど、有料の動画サービスが次々と登場しているが、これらはどの程度利用されているのか――MMD研究所はこのほどスマホでの動画サービス利用状況を調査した。
同調査結果によると、スマホで動画サービスを利用したことがあるのは8割で、利用頻度が週に1回以上は53%(週1回程度が17.2%、週2~3回程度が16.7%、ほぼ毎日が19.1%)にのぼった。動画サービス利用経験者のうち、ユーチューブやニコニコ動画など無料サービスを利用したことがあるのはほぼ全員に等しい96.9%。しかし、有料サービスについては、携帯キャリアが提供しているサービスが11.7%、HuluやDMMなどが7.3%と1割程度にすぎなかった。
スマホで携帯キャリアの有料動画サービスを利用したことがあるユーザーに対し、満足度を尋ねたところ、「満足」や「やや満足」と回答した割合は、「作品数」「画質の良さ」「接続品質」「料金」の4項目でいずれも6~7割に到達。「総合的な満足度」でも73.4%を記録したことから、有料動画サービスは一度利用すれば満足できるものの、なかなか利用に至っていないのが実情だ。