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「セルフ登録機能」提供開始でソフトベンダーが自ら登録/販売可能に

ビッグローブ、IaaS向けソフト販売ストアを事業者に開放

2013年07月31日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 NECビッグローブは7月30日、「BIGLOBEクラウドホスティング」上で利用可能なソフトウェアの販売サービス「クラウドアプリストア」において、ソフトウェア販売事業者が自らソフトウェアを登録/販売できる「セルフ登録機能」の提供を開始した。同サービスで販売されるソフトウェアの拡充を図る。

 BIGLOBEクラウドホスティングはNECビッグローブが提供するパブリッククラウド(IaaS)で、2013年6月末現在の利用企業数はおよそ900社。クラウドアプリストアは、BIGLOBEクラウドホスティングを利用する企業向けに、サーバOSやミドルウェア、運用管理ツールなどを提供するサービス。提供されるソフトウェアは動作確認済みのため検討や検証の手間が省け、また月額制料金で「使いたいときだけ」ソフトウェアを利用できる。

 新たに提供される「セルフ登録機能」では、ソフトウェア販売事業者が自らソフトウェアの概要、利用料金、サポート窓口といった情報が登録でき、ソフトウェアの紹介ページが自動的に作成される。これにより、販売事業者は最短5日でソフトウェアの販売が可能になるという。

 またソフトウェアの利用料金は、BIGLOBEクラウドホスティングの月額利用料とまとめて利用企業に請求されるため、ソフトウェア販売事業者は独自に課金システムを用意することなく販売が可能である。

 BIGLOBEクラウドホスティング上でソフトウェアの動作確認をする際には、BIGLOBEによるサポートが受けられるため、サーバ仕様や利用方法などの不明点はスムーズに解決が可能。また動作確認時のクラウドホスティング利用料金は無料としている。

 セルフ登録機能は、登録後12カ月間は無料、その後は月額1050円(税込)で利用できる。

クラウドアプリストア「セルフ登録機能」の概要

 本機能を利用して、8月下旬から網屋がクラウドVPNサービス「Veronaシリーズ」の販売を開始する予定。NECビッグローブでは、クラウドアプリストアで販売されるソフトウェアの拡充を図るとしており、今年中に合計100本のソフトウェアをラインアップする予定。

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