被写体は2パターンを用意。花の撮影サンプルは最短撮影距離に近い位置で撮影しているので、収差も大幅に発生しやすい状況だ。
カレンダーの撮影サンプルは前回の感度撮影と同条件。写真撮影用の蛍光灯を使用し、ISO感度を機種ごとの標準状態の最低感度で固定、ホワイトバランスは「オート」に設定している。
リコー「GR」 撮影サンプルその1
リコー「GR」 撮影サンプルその2
絞り開放から中心部はシャープで、解像感が高い。F8.0以降では絞りすぎて回折現象が起き、シャープネスは低下していくが、かなり良好なほうだ。
シャープネスが一番高くなるのはF5.6付近だが、最小絞りのF16でも実用上はまったく問題ないレベル。ボケ方もきれいで形状を残しつつ、やんわりとボケていく。
ソニー「DSC-RX1」撮影サンプルその1
ソニー「DSC-RX1」撮影サンプルその2
(左列はレンズ設定すべてオフ、右列はすべてオン)
絞り開放ではかなり柔らかい描写で、1段絞るだけでシャープネスが高くなる。F5.6付近で一番シャープになり、それ以降は絞りすぎでシャープネスは低下しく。
それでも十分な画質をキープしており、目一杯絞っても安心して使用可能だ。
なお、RX1にはレンズ補正の設定があり、周辺光量、倍率色収差、歪曲収差のそれぞれの補正をオン/オフにできる。花の写真はデフォルトの設定で、周辺光量と倍率色収差はオート設定、歪曲収差はオフで撮影している。
カレンダーは左列がオフ、右列がすべての設定をオンにしている。周辺光量の低下はかなり目立ち、設定でオフにしているとF22でも目立ってしまう。
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