6月3日、インテル第4世代Coreプロセッサー“Haswell”の発売日に合わせて、東京・ベルサール秋葉原にてインテル主催の記念イベント「Intel Technology Day in Akiba 2013」が開催された。
Haswellは“8命令同時発行”や“統合グラフィック機能強化”など数多くの新機能を備える新プロセッサー。だが、本イベントでは難しい技術内容を説明するものではなく、気軽にHaswellのパフォーマンスを体験できるような趣向が凝らしたもの。各メーカーのHaswell搭載PC、Haswell対応マザーが展示され、実機に触れたり動作デモンストレーションを楽しむことができた。
最新CPUを搭載したPC、対応マザーに触れた
各BTOメーカーによるHaswell搭載PCを一挙展示。実機の構成や質感、ゲームベンチによるパフォーマンスなど、熱心にチェックする来場者が多かった。またHaswellは新プラットホーム“LGA1150”を採用するため、マザーボードメーカーからも製品が数多く展示された。
マウスコンピューターは、Geforce GTX780Mを搭載するゲーミングノート「NEXTGEAR NOTE i980BA1」、Core i7-4770搭載マイクロATX機「MPro-i670S」、スリム型マイクロATX機「LM-HSH400S」を展示。
さらに、開発中のHaswell内蔵グラフィック最上位モデル“Iris Pro Graphics 5200”搭載ノートを参考出品。現時点での価格、スケジュール、その他はまったくの未定とのこと。
ステージでインテル・吉田氏&米インテル・ダルマン氏が挨拶
アキバが世界で最初のHaswell出荷地域なのは理由があった
イベント会場内の特設ステージイベントではインテル代表取締役社長の吉田和正氏が登壇。「みなさんと接する機会があり、新しいトレンドや技術を発信するアキバで、インテルが世界に先駆けて一番最初にCPUを発表できることはものすごく大事」とイベントの意義を語った。さらに「高解像度になった携帯電話の写真/動画も楽に扱える、ゲーム性能もミッドレンジをカバーできサクサク動く」とHaswellのグラフィックス性能向上を強くアピールした。
さらに応援団として米インテル副社長のスティーブ・ダルマン氏が登壇。「秋葉原は私にとっても面白い場所。新しいテクノロジーを吸収するユーザーが多く、過去5年間を見てもCore i7シリーズが世界で最も売れたのが秋葉原です」と、秋葉原に集うPCユーザーの重要性を説き、秋葉原をローンチセールス地域に選んだ理由を述べた。
また特設ステージでは週刊アスキーのハード班もHaswellを使い、静止画/動画性能、内蔵GPU性能、オーバークロック性能の3種類のデモを披露。比較対象を2画面で同時にベンチマークをすることで、ベンチ数値の優位性だけでなく“スムーズな描写感”の違いを分かりやすく説明していた。