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人気のハイブリッドモバイルがまた究極に近付いた

第4世代Core i7搭載、フルHD化した新レッツノートAX3

2013年06月12日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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フルHD化で情報量、IPS液晶で画面の鮮やかさが向上

 AX3のもうひとつの特徴は、液晶パネルの変更だ。

 すでに述べたように、AX2は一般的なTN方式のパネルで解像度もHD(1366×768ドット)になっていたが、AX3ではIPS方式のパネルで解像度はついにフルHD(1920×1080ドット)となった。

フルHDパネルを搭載したことで、画面の情報量が格段にアップした

 AXシリーズは、液晶ディスプレーを閉じた状態から、反転させて裏返しにした状態まで360度自由な角度で使える二軸ヒンジの採用が売りだ。画面もタッチ操作に対応しており、作業時には通常のノートパソコンのようにクラムシェルを開いてキーボードを使用。立った状態での操作や、対面型の商談で顧客に画面を見せるような用途、あるいは複数人で覗き込み、指で操作しながら操作しあうような利用方法ではタブレット状態にするといった使い分けが可能だ。

打ち合わせやプレゼンなどで増えてきた、画面を囲い込んで指で指示するシチュエーションでは、視野角が非常に重要になる

 この際にポイントとなるのが画面の視野角。特に複数人で覗き込む用途では、斜めから見ても画面に表示されている情報が見やすく、色味も反転しないことが求められる。

 従来のAX2に用いられていたTN方式の液晶では特に縦方向の視野角が狭いという面があり、改善を要望する声が多かったそうだ。

斜めから覗き込んでも発色がいいレッツノートAX3の液晶パネルの表面はアンチグレア処理となっている

 タッチ操作とタブレットモードへのスムーズな推移はAXシリーズの特徴だが、ディスプレーの変更は、タッチ操作や画面を囲んでのプレゼンなど、新しいビジネスシーンの要望に存分に応えてくれる実践的なスペック強化と言えるだろう。

 また解像度が向上したことで、画素数が約2倍に増えた点も嬉しい部分。Windows 8ではアプリケーションを一覧する際に高解像度が生きてくるし、何よりデスクトップモードで、作業の効率を求めるのならフルHDの効果は絶大だ。一般的なウェブサイトであれば、サイトを見ながらさらに横にワープロやエディターなどを立ち上げても十分な作業領域を確保できるし、タブレット状態で、縦向きに使用してもウェブブラウジングに問題のない情報量が得られる。

 11.6型のAXシリーズは、フットプリントが小さく携帯性に優れるが、PCとしてもバリバリ使いたい用途ではもう一回り多い情報がほしいと感じていたユーザーもいたはず。この当たりの要望をしっかりと汲み取ってきたのはさすがレッツノートと言えそうだ。



もちろん従来機種の特徴は踏襲

 フラットな本体は18mmと薄型で、重量も約1.14kgと軽量。11.6型の液晶ディスプレーを採用するなど携帯性を重視したAXシリーズ。レッツノートシリーズでは最も、小型かつ薄型の機種だが、100kgfの加圧振動試験や76㎝動作落下、30cm落下(26方向非動作時)などの過酷なテストを実施した、高い堅牢性を持つ点は従来機種と同様(※)。

※頑丈設計は、タブレットスタイルは除く。

キーボード面はマグネシウム合金とアルミ合金を重ね合わせた複合素材を使用し、強度を高めている

リーフトップと呼ばれる葉のような形状のキートップは、ツメが引っかかって不快にならないよう配慮したもの

 まずキーボード面(トップキャビネット)には、マグネシウム合金とアルミ合金を重ね合わせた複合素材を使用。ボンネットは段差を最小限にするため、波上のリブを入れ、階段状に厚くすることで強度を保っている。

天板はタブレットモードでの使用を考慮して、ボンネットの段差が最小限に留められているが、リブの入れ方を工夫して強度を保っている

 タブレット操作時の使い勝手を向上するため、キーボードやパッドを無効化するHOLDボタンを装備したり、要所要所にゴム足を設置し、本体を守る仕組みも取り入れている。

ヒンジ部分にはチルトさせるための脚も用意している

 また、薄型の筐体でありながらフルサイズのHDMI端子やUSB端子、まだまだ利用する可能性が多いアナログRGB端子などを装備している点も特徴となる。太いVGAコネクターでも接続でき、キーボードをチルトできるヒンジ部分のツメも健在だ!

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