マカフィーは5月30日、「McAfee Complete Endpoint Protectionスイート」を発表した。
同スイートは、フィッシングやルートキットなどの脅威からの保護を実現し、リスク管理に重要な可視化を可能にするという。インテルとの共同開発であるハードウェア支援型セキュリティ、動的なホワイトリスティング、リスクインテリジェンス、リアルタイムのセキュリティ管理機能を備える。また、MacとLinux向けのウイルス対策やモバイルデバイス管理を搭載する。
同スイートが提供する主な機能は以下の通り。
・Real Time for McAfee ePO(リアルタイム フォー マカフィー ePO):
ワークフロー内に特別な設計とベストプラクティスな対策を用いることで、管理者は従来に比べ最大1,000倍の速さでセキュリティ方針を把握でき、潜在的なリスクを迅速かつ簡単に管理可能(日本での提供開始は2013年下半期を予定)。
・McAfee(R) Enterprise Mobility Management(マカフィー エンタープライズ モビリティ マネジメント):
モバイルデバイス管理とセキュアコンテナがMcAfee ePolicy Orchestrator(マカフィー イーポリシー オーケストレーター)プラットフォーム環境内へ完全に統合。スマートフォンやタブレットが加わり、ひとつの画面と統合されたポリシー環境の使用が可能になる。同スイートのMac、Windows、Linuxのマルチプラットフォームパッケージなどのあらゆるエンドポイントで管理できる。
・McAfee Deep Defender(マカフィー ディープ ディフェンダー):
同社とインテルが共同開発したハードウェア支援型セキュリティによって、ステルス攻撃からエンドポイントを保護。OSの範囲を超えて使用可能。
・PC向けMcAfee Application Control(マカフィー アプリケーション コントロール):
ノートPCとデスクトップPC向けの動的ホワイトリスティングは、ユーザーが実行可能なアプリケーションまで含めることでマルウェアの実行を防止する。
・McAfee Risk Advisor(マカフィー リスク アドバイザー):
最も危険性の高いシステムをすぐに確認し、最重要のシステムを最初に保護することができる。
「Enterpriseスイート」と「Businessスイート」の2製品が発売されており、価格は、Enterpriseスイートが1ライセンスあたり2万2370円~で、Businessスイートが1ライセンスあたり1万5850円~となっている。なお、2製品の価格は、11~25ライセンスの場合は初年度価格と1年間の保守を含む。