あのコスチュームがこんなに“緻密”に描かれる!
1万円前半でも艶やかな映像を楽しめるミドルクラスグラボを買う!(後編)
2013年06月05日 11時30分更新
高画質モードと低画質モードはここまで違う!
前回の記事の最後では、ビデオメモリーの容量やシェーダー数などといった数値を比較して、各グラフィックボードの性能差を解説した。数値を見比べただけでも、十分に性能差を推し量ることはできる。しかし! グラフィックボードの性能は、やはりディスプレイに映しだされるグラフィックを眺めてこそ、その効果が実感できるというものだ。
そこで、今回は高画質モードと低画質モードのスクリーンショットを見比べつつ、高画質で描画すると「いかに表現力豊かな映像を楽しめるか?」を検証していく。なお、ここで紹介する画像はサムネイルではなくきちんと拡大表示して比較することをオススメしておく。
さて、高画質で描画することの素晴らしさは実感できたと思う。当然、美麗な映像でプレイしたくなるだだろう。そこで問題になってくるのが描画速度だ。前編でも触れたが、GTS 450 ECOであっても、高画質モードにすることは可能だ。だが、それは、あくまでも“描画速度を犠牲にすれば”という条件付きになる。これを読んでいる読者のみなさんも、まったくプレイに耐えないくらい、画面描写がガタガタになってしまった経験があるのではないだろうか。映像をコマ落ちさせず、スムーズに表示しつつ、しかも緻密な映像を楽しむためには、やはりグラフィックボードの乗り換えたいところだなのだ。
それでは、今回のテスト対象である4つのグラフィックボードが、実際のゲームプレイ中にどれほど滑らかに描画できるのか、fps数値で比べてみよう。