楽天は4月9日、中央電力と電力事業で連携すると発表した。
今後、中央電力が「マンション一括受電サービス」を提供するマンションに入居する顧客を対象にした電力事業で協力する。同サービスは、地域電力会社とマンション間の既存電力契約を見直し、高圧契約により一括受電することで従来の電気をより安価に提供するソリューション。楽天は中央電力との協業を足がかりに、今後、電気を利用する個人のユーザーを対象にした、高圧一括受電市場の活性化に取り組む。
まずは楽天カードおよび楽天マートの入居者向け新規入会キャンペーンを4月中に開始。楽天カードの入会と初回利用で楽天スーパーポイントが付与されるほか、食品宅配サービス、楽天マートの新規入会と初回利用で楽天スーパーポイントを付与し、初回利用時の送料を無料とする。
楽天は、昨年7月に太陽光発電システム販売サービス「楽天ソーラー」を開始。今春からは企業の節電(デマンドレスポンス)と太陽光発電の導入とを結びつける「福島実証モデル事業」を開始するなど、主に再生可能エネルギー領域においてビジネスを展開している。