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「NEXTGEAR-MICRO im520BA9-W7-IS」

イクシオン サーガ遊ぶならこれ!マウスがバランス最高の推奨PC

文●相澤正誠

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ベンチマークで見るゲームへの使える度

 次は、「NEXTGEAR-MICRO im520BA9-W7-IS」の気になる性能をチェックしていこう。Windows 7の快適さの指標となる「Windows エクスペリエンスインデックス」は、HDD以外は7以上と、ほとんどが最高値に近い数値を出している。ベンチマークについては、定番の3Dベンチマーク「3DMark11」、PC全体の性能を測定する「PCMark7」のほか、「ロストプラネット2」「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」と実際のゲームを使ったものを選んでいる。

Windows 7のWindows エクスペリエンスインデックス

「3DMark11」と「PCMark7」

 ベンチマークの中でも動作が重いDirectX 11対応の「ロストプラネット2」は、フルHDまでしなければ普通にプレイ可能だ。このあたりは、ミドルレンジのグラフィックボードであるNVIDIA GeForce GTX650の限界が見えるところか。

ロストプラネット 2 ベンチマーク テストタイプB(DirectX 11)
1280×720ドット41.1fps
1920×1080ドット31.6fps

 次はサバイバルホラーFPSである「S.T.A.L.K.E.R.:Call of Pripyat」のベンチマーク。DirectX 9/10/11に対応するタイトルで、今回はDirect X11モード(解像度は1920×1080ドット)で測定した。このベンチでは、同じマップで時間帯などの設定を変えた「Day」、「Night」、「Rain」などでテストを行ない「SunShafts」では描画負荷がもっとも高くなる。

「COP_Middle」(S.T.A.L.K.E.R.:Call of Pripyat、DirectX 11モード)

「COP_Ultra」

 ほとんどのシーンで、アベレージは60fpsを超えており、フルHDの解像度でも快適にプレイできることがわかる。NVIDIA GeForce GTX650では、ゲームタイトルによって解像度や画質の設定を調整する必要があるだろう。3Dゲームの快適度をこれ以上高めたいならば、NVIDIA GeForce GTX670などハイエンドなグラフィックボードを搭載する上位モデルを選択するのが一番だ。

ゲームをするなら120Hz駆動のProLite G2773HSとセットで

 「G-Tune」では、キーボードやマウスをはじめ、ゲーマー向けさまざまな周辺機器をBTOで選べるが、瞬時の判断が求められるイクシオン サーガなどFPSやアクションゲームをプレイするなら、イチオシの周辺機器が27型ワイドの大型ゲーミング液晶ディスプレーiiyama「ProLite G2773HS」だ。

27型ワイド液晶ディスプレーiiyama「ProLite G2773HS」。BTOでは3万1710円で追加できる

 その魅力は、1秒間の画面切り替え回数である「リフレッシュレート」が一般的な液晶ディスプレーの2倍となる120Hz駆動であるのに加え、最大1msの高速応答で、残像感のない鮮やかで滑らかな描画が可能となっていること。実際にFPSを何本かプレイしたところ、筆者が普段使っているリフレッシュレートが60Hz、応答速度が最大2ms(GtoG)の液晶に比べて動きが滑らかになったとハッキリと体感できるほど。特に、FPSで振り向く動作をした時など画面が素早く動くようなシーンでは、残像感がなく、滑らかに描画されているのがよくわかる。俗にいう「ヌルヌル」とした描画だ。

 FPSやアクションゲームでは、高速で移動しながら周りの状況を把握しなければいけないシーンも多い。それだけに、残像感のない表示性能は、背景も含めてキッチリと確認できるので、勝利に大きく貢献してくれる。ノングレア液晶なので、映り込みによってゲーム画面が遮られることがないのもうれしい。

 なお、120Hz駆動にはDVIデュアルリンクケーブルでの接続が必要で、最大1msの応答速度はOverDrive機能を有効にする必要がある。OverDriveは、-2~2まで5段階で調整が可能だ。このほか、消費電力を抑えるEcoモードの搭載、背面の上部には2.5W×2のステレオスピーカーと搭載、画質の調整機能も用意されている。ヘッドホン端子が背面にしかなく、接続しにくいのが少々残念なところだ。

 入力はD-Sub、DVI、HDMIの3系統。DVIデュアルリンクとHDMIケーブルが同梱されている。バックパネルにはLEDを採用しており、27型ワイドと画面のサイズこそ大きいが、厚みはなく(最薄部25.5mm)、5.6kgと軽量であるため設置しやすいのもポイント。「NEXTGEAR-MICRO im520BA9-W7-IS」なら、この大画面&高性能液晶をわずか3万1710円で追加できるのも大きな魅力だ。快適な表示環境を整えたいなら、セット購入がお勧めだ。

 「NEXTGEAR-MICRO im520BA9-W7-IS」は、小型かつ低価格ながら、イクシオン サーガはもちろんのこと、多くのゲームをプレイできる性能を備え、パーツの増設も容易とメンテナンス性も高い。非常にバランスが取れており、入門用のゲーミングPCとしても最適。低予算でゲームも遊べるPCを探しているながら、間違いなく自信を持ってオススメできる1台だ。



マウスコンピューター/G-Tune


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