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タッチで使える23型オールインワンPC「Inspiron One 2330」 後編 (1/2)

2013年01月08日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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 シンプルなデザインのオールインワンPCである「Inspiron one 2330」。前編では本体の外観およびインターフェース周りを中心に紹介したが、後編では実際の使い勝手等を紹介しよう。

「Inspiron one 2330」

 まず、タッチディスプレーの反応だが、これは非常によい。10点タッチに対応しているため、複数人で共同作業することも可能だ。23型と大きなディスプレーなので、最も上向きにすると立った状態で両側から資料に書き込んだりするのも簡単だった。Windows 8のタッチ操作との親和性もあり、文字入力以外のほとんどの操作をタッチで済ますことができるという印象だった。

 試用機に付属していたキーボードとマウスは、デルのロゴが入った標準的なものだ。アイソレーションタイプのキーボードはテンキーつきながらもコンパクトで、本体脚部にすっきりと収めることができる。

 正面から見た時の本体サイズは幅574×高さ385mmと大きくはあるのだが、椅子に座ってデスクに向かってみると大きすぎるという印象はない。ディスプレー解像度は1920×1080ドットであるため、映像等は十分高精細に見え、またデスクトップ上の文字などが小さくなりすぎるということもなく、大画面PCとして自然に利用できる。

家庭でもオフィスでも活躍できるベンチマーク結果

 今回試用したのは「Inspiron one 2330 スタンダード・タッチパネル」にあたる構成で、CPUにIntel Core i5-3330Sを採用し、4GBのメモリと1TBのHDDを組み合わせている。ベンチマークで試用機の性能を確認してみよう。試用機のスペックは以下の通りだ。

主なスペック
CPU Intel Core i5-3330S(2.70GHz)
メモリー 4GB/8GB
ディスプレー(最大解像度) 23型ワイド(1920×1080ドット)、マルチタッチ対応(10点)
グラフィックス Intel HD Graphics 4000
ストレージ 1TB HDD
光学式ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信機能 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)
インターフェース USB 3.0端子×4、USB 2.0端子×2、HDMI端子、アナログRGB端子、コンポジット端子
カードスロット 8in1メディアカードリーダー
サウンド機能 内蔵ステレオスピーカー、マイク端子、ヘッドホン端子、音声出力端子マイク
本体サイズ/重量 幅574×高さ385.4×奥行き74.4mm
OS Windows 8(64bit)

 Windows 8の快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」の一番低いサブスコアは、「グラフィックス」の値「4.6」。「ゲーム用グラフィックス」は「6.1」となった。CPU内蔵のグラフィックス機能であるIntel HD Graphics 4000としては若干グラフィックスが弱めだが、妥当といえる範囲だろう。「プロセッサ」の値は「7.4」と高く、十分な余裕が感じられる。「メモリ」は「5.9」、「プライマリハードディスク」の値も「5.9」となった。

 PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」の結果は良好だ。一方で3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」は心許ない結果となっている。最新の3Dゲームなどで遊ぶのには向いていないが、家庭やオフィスでの一般的な利用には十分すぎるほどの力を持っていることがわかった。

Windowsエクスペリエンスインデックス

PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」

3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」



デル株式会社

(次ページ、「豊富なラインアップとカスタマイズで買ったその日から快適に使える」に続く)


 

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