モバイルプロジェクター QUMI Q5が最強である3つの理由 第2回
充実の純正オプションこそモバイルプロジェクター最強の理由だ
新型「QUMI Q5」は昼間のオフィスで真価を発揮する!
2012年11月15日 13時00分更新
実際に打ち合わせで使ってみた
スペックベースでの想定と、実際に使ってみての差異は、意外にあるものなので、実際に打ち合わせに投入してみた。
場所はASCII.jp編集部に隣接している打ち合わせスペース。だいぶ明るく、本来であればモバイルプロジェクターを使えるような環境ではない。また、投影先はホワイトボードでミーティングテーブルの長辺も約1.3m……と、ちょっとした打ち合わせによくあるシチュエーションだ。
用意した機材はiPad。ノートPCの場合はサブディスプレーとしての設定があるため、そこが煩雑だと思うことが多くなったこともあり、挿すだけでOKなiPadを選んでいる。ただ、資料が極端に多いときなどPCのほうが都合がいい場合もあるので、準備した資料次第ではあるのだが。
話を戻そう。iPadからはHDMI出力で「QUMI Q5」に接続している。ソースの切り替え機能が付いているので、出先での利用ならば、保険手段としてUSBメモリーにも同じデータを入れておくと、万が一の場合も安心。とても重要なプレゼンの場合も安心度が高い。また、最近であればペーパーレスへのアピールにもなる。
純正オプションは失敗できないプレゼン時の援軍だ!
想定通りにいかないのがビジネスシーンでの外回り。それは読者諸氏もよくわかっているハズ。特に変化球での想定外がよくある。そういったときに「QUMI Q5」はどう対応できるのか。
まずは「コンセント」。会議室は比較的電源に困らないが、打ち合わせスペースの場合は電源まで遠いケースが多い。そんなとき役立つのは、バッテリー容量1万8000mAhの巨大バッテリー「BATTERY PACK QB-180K」。
「QUMI Q5」に接続した場合は、最大3.5時間の動作が可能で、LEDの明るさを最大にした場合は約1.5時間。世の打ち合わせはたいてい1時間前後なので、十分な駆動時間と言える。また、出先では何かとトラブルが多くなることを鑑みると、絶対に失敗できないプレゼン時には(結果的に使わなかったとしても)心強い存在になるだろう。
次に、同梱されている「Dongle USB Wifi QW-WiFi10」。Wi-Fi用のUSBドングルで、ネットワークへのアクセスのほか、ローカルネットワーク内からの操作にも対応する。社内打ち合わせであれば、ローカルネットワーク経由でケーブルレス操作といったアクションが可能だ。また、内蔵ブラウザーでのウェブブラウズもできる(デフォルトでYouTubeに飛ぶ仕様)。
タブレットやノートPCで接続している場合は画面を切り替えるだけでいいが、「内蔵Office Viewerのみでのプレゼン中に、ウェブサイトの表示が必要になった!」といった緊急時に対応できるのも補助手段としてありがたい。
そしてこの機能を使えば、iPadに表示したパワポ資料をWi-Fi経由で飛ばして「QUMI Q5」で投影しつつ、自分はそのiPad片手に歩き回りながらプレゼンするという、スティーブ・ジョブズばりのスタイルを実現できる。
ちなみに、iPad、iPhoneからWi-Fi用のUSBドングル経由で「QUMI Q5」に投影するには、あらかじめ端末に「MobiShow」というアプリをダウンロードしておく必要がある。その後の手順は、まずWindows上でパワポ資料を「PtG」というソフトを使って変換。そしてその変換したファイルをiTunesからMobiShowに移動させればOKだ。
また、「MirrorOp」というソフトを使えば、PCからもUSBドングルを経由したワイヤレス接続が可能。ケーブル接続せずにPCの画面を投影できる。
資料を投影しての発表作業は、どうしても似たり寄ったりになりがち。しかしWi-Fi環境が良好な場所であれば、「QUMI Q5」の機能をフル活用して相手を驚かせるプレゼンが可能なのだ。
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