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iPhoneとハードが融合!? Wi-Fi接続で使うデジタルガジェット!

2012年11月13日 12時00分更新

文● 伊藤 真広

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スイートスポットで調整可能!
iPad対応ミキサー「DL1608」

Mackie Master Fader
端末:iPad/iOS 5.0以上
作者:Loud Technologies, Inc.
価格:無料(※MACKIE DL1608本体が必要)


 MACKIEから発売された「DL1608」は、iPadでミキサーとしてのコントロール部分を操作する画期的なデジタルミキサーだ。

iPadでコントロール可能なデジタルライブミキサー「DL1608」。ミキサーとiPadは有線接続でも無線接続でも利用可能。スイートスポットで最高の設定を決めたら、後はPA卓で組んだプログラムを呼び出しつつ微調整すればいい

 これまでライブハウスやクラブのPA(Public Address/音響拡声装置)は、PAブース内から出音を調整するしかなかった。ところが、この「DL1608」とiPadがあれば、どこからでも装置のコントロールができるようになるのだ。

iPadでミキサーのセッテイングができる。セッティングしたプログラムを保存して置けるので、複数のバンドが出演するライブなどもポン出しできるので非常に便利

 iPadを「DL1608」に接続してこれまでミキサーと同じように接続して使用するほか、Wi-Fiで本体とiPadを接続された状態であれば無線で接続されるため、フロアのスイートスポットに立って出音の調整や設定が行なえる。

フェーダーはタッチパネル操作のほか、キー入力による設定も可能となっているため、微調整も可能

 ミキシングコントロールの基本となるイコライザーはもちろん、コンプレッサーやゲートウェイ、リバーブやディレイ、31バンドのグラフィックイコライザー機能も搭載しているので、これ1台あれば学園祭などの小規模なライブは十分に対応できる。

イコライザーは4バンド。こちらもタッチパネルとキー入力に対応

ゲートウェイやコンプレッサー、リバーブ、ディレイはチャンネル単位で設定できる

 また、ミキシングコントロールのチャンネルごとにアイコンを配置可能だ。元から収録されている楽器のアイコンや撮影した写真をチャンネルに配置することで、どのチャンネルが誰の使用する機材かが、ひと目でわかるのもうれしい仕様となっている。

グラフィックイコライザーは31バンド。Drawで一気に書いて、微調整といったことも可能だ

アイコンや写真をチャンネルボタンに配置すれば、切り替えを間違える心配も激減することだろう

iPhoneは多機能リモコンとして大活躍
周囲に与えるインパクトも絶大!

 PCやデジタルガジェットとiPhone/ipadを連携させるアプリを紹介してきた。専用の機器が必要なものもあるが、ほとんどの機器をiPhoneでコントロールすることができた。これを「ハイテク」と言わずなんと言えばいいのだろうか!

 わざわざ機器の前に移動してボタンを操作しなくていいというのが、これほど便利だとは思わなかった。周りで見ている人たちも、まるで魔法でも見ているかのような表情をするので、ハイテクを使いこなしているという感覚があり、とても楽しい。
 話のネタにもなるので、ぜひiPhoneを使って身の回りのデジタル製品をコントロールする快感に、みなさんも浸ってもらいたい。

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