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薄い軽い美しい! “小さな大画面”のUltrabook「XPS 13」 第1回

最薄部8mm、重さ約1.36kgの13型Ultrabook「XPS 13」 (3/3)

2012年05月22日 11時00分更新

文● 芹澤正芳

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使いやすいキーボード、
インターフェースはUSB 3.0端子、Mini DisplayPort端子採用

 キーボードは、防滴設計のアイソレーション(浮き石)タイプを採用。キーピッチは約19mmとA4サイズのノートPCとほぼ同じ間隔で、キー配列にクセはなく快適に入力を行なえる。また、このキーボードにはバックライトが用意されており、寝室や飛行機内など暗い場所でも入力しやすくなっている。

強めにプッシュしてもたわむことがない、剛性の高いキーボード

 インターフェース類はUSB 3.0端子、USB 2.0端子、Mini DisplayPort端子、ヘッドセット端子がそれぞれ1基ずつという、薄型Ultrabookならではのシンプルな構成だ。USB 2.0端子はOSを起動していない状態でも給電が可能なPowerShare仕様となっており、USB経由で充電するデバイスの充電に便利だ。ワイヤレス機能は、IEEE 802.11a/g/nとBluetooth 3.0+HSを備えている。

右側面にはUSB 3.0端子とMini DisplayPort端子を搭載

左側面には電源コネクター、USB 2.0端子(PowerShare仕様)、ヘッドセット端子が配置されている

 隠れたポイントはスピーカーだ。片方1.5W、合計3Wのステレオスピーカーを備え、サラウンド技術である「Waves MaxxAudio」によって臨場感のある音が楽しめる。実際に、Waves MaxxAudioのオフ/オンの状態を聞き比べると、後者のほうが明らかに音の広がりを感じる。小型ボディとしては、なかなかの高音質を体験できる。

Waves MaxxAudioの設定画面。シーン別のプリセットが用意されているほか、イコライザで自分好みの音に調整もできる

約8時間の駆動が可能なバッテリーを内蔵

 バッテリーに関してはXPS 14zなどと同じく本体に内蔵されており、ユーザーが手軽に交換できない方式になっている。ただ、6セルと大型のバッテリーが内蔵されておかげで、バッテリー駆動は最大8時間53分と1日安心して持ち運べる時間だ。実際にどの程度の時間バッテリーで駆動できるのかという点も、当連載でテストしていきたい。

 XPS 13は、薄さ、軽さ、長時間のバッテリー駆動、高い性能、手頃な価格、美しいデザインとすべてが高いレベルでまとまっている優れた製品だ。Ultrabookに興味があるなら、ぜひともチェックしてほしい。次回以降、性能やバッテリー駆動時間など、その詳細を確認していく予定だ。

主な仕様
製品名 デル「XPS 13
モデル名 XPS 13
スタンダード
XPS 13
プレミアム
XPS 13
プラチナ
直販価格 8万9980円 10万9980円 12万9980円
CPU 第2世代Intel Core i5-2467M(1.6GHz) 第2世代Intel Core i7-2637M(1.7GHz)
チップセット Mobile Intel QS67 Express
メインメモリー 4GB
ディスプレー(最大解像度) 13.3型ワイド液晶(1366×768ドット)
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵)
ストレージ 128GB SSD 256GB SSD
光学式ドライブ
通信機能 無線LAN(IEEE 802.11a/g/n)、Bluetooth 3.0+HS
インターフェース USB 3.0端子、USB 2.0端子(PowerShare対応)、Mini DisplayPort端子、WiDi、130万画素ウェブカメラほか
カードスロット
テレビ機能
サウンド機能 内蔵スピーカー(1.5W×2)、ヘッドホン端子
本体サイズ/重量 幅316×奥行き205×高さ6〜18mm/約1.36kg(最小構成時)
バッテリー駆動時間 最大約8時間53分(Mobile Mark 2007でテスト)、バッテリーは内蔵タイプで交換不可
OS Windows 7 Home Premium SP1(64bit)

XPS 13_468x60

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