いきなり優勝候補が登場!?
勝つのはどれだ!? 2011年CPUクーラー王座決定戦【第1回】
2012年02月06日 15時00分更新
「CNPS7X」のアッパーモデル
ZALMAN「CNPS11X Performa」
●対応ソケット:775/1155/1156/1366/2011、AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1
●寸法/重量:80(W)×135(D)×154(H)mm/450g
●ファン回転数:1000~1600rpm
●ノイズ:17~26dB
●実売価格:5000円前後
●製品情報URL:http://www.zalman.com/jpn/product/coolers/11X_Performa.asp
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/656/656599/
台形をした「CNPS7X LED」の高さ・横幅を大きくして冷却性能をアップさせたモデル。搭載するファンは120mm角1600rpmの静音モデルとなっており、冷却と静音性の両立を意識した作りになっている。全体的なサイズは「CNPS7X」よりも大きくなっているが、V字型放熱フィンで内部中央が空洞になっているなど、基本的な構造は同じだ。
テスト結果を見ると冷却性能はあまり高くが、ファンの回転数が抑え気味でノイズが少ない。静音性の高い大型クーラーとして見るとなかなか魅力的だ。
アイドル時 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | メモリ温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 | |
30℃ | 29.3℃ | 27.6℃ | 40.5℃ | 38.6dB | 900rpm | |
純正より | +1℃ | +1.8℃ | +3℃ | +14.2℃ | -4.4dB | -800rpm |
高負荷時 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | メモリ温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 | |
58℃ | 29.4℃ | 34.7℃ | 41.5℃ | 43.9dB | 1600rpm | |
純正より | -17℃ | -9.4℃ | -11.1℃ | -8℃ | -5.1dB | -1700rpm |
台形クーラーシリーズの超冷却モデル
ZALMAN「CNPS11X Extreme」
●対応ソケット:775/1155/1156/1366、AM2/AM2+/AM3
●寸法/重量:80(W)×135(D)×154(H)mm/600g
●ファン回転数:1000~1950rpm
●ノイズ:17~33dB
●実売価格:8400円前後
●製品情報URL:http://www.zalman.com/jpn/product/coolers/11X_Extreme.asp
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/603/603482/
「CNPS7X LED」や「CNPS11X Performa」の台形シリーズの最上位モデル。5本のヒートパイプやブラックパールニッケルによる熱伝導性能の向上、120mm角2000rpmの高風量ファンの搭載により、オーバークロックにも対応できる冷却を突き詰めた仕様となっている。
冷却重視だけあって、テスト結果を下位モデルの「CNPS11X Performa」と比較すると、冷却性能が大幅にアップしていることがわかる。そのかわり、高負荷時のファンノイズはかなり大きく、静音性を基にするユーザーには向いていない。
アイドル時 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | メモリ温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 | |
28℃ | 27.3℃ | 28.4℃ | 34.8℃ | 42.6dB | 1100rpm | |
純正より | -1℃ | -0.2℃ | +3.8℃ | +8.5℃ | -0.4dB | -600rpm |
高負荷時 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | メモリ温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 | |
52℃ | 29.6℃ | 36.3℃ | 37.4℃ | 51.1dB | 2000rpm | |
純正より | -23℃ | -9.2℃ | -9.5℃ | -12.1℃ | +2.1dB | -1300rpm |
サイレントモードでのパフォーマンスは?
この製品は、付属の抵抗入りケーブル「RC24P」を接続すると、サイレントモードで運用できる。こちらの性能も検証したので参考にしてもらいたい。
ちなみに前述のアッパーモデル「CNPS11X Performa」には抵抗入りケーブルが同梱されていない。(2012年2月13日追記)
サイレントモード アイドル時 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | メモリ温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 | |
30℃ | 31.3℃ | 37.6℃ | 46.4℃ | 41.5dB | 1000rpm | |
純正より | +1℃ | +3.8℃ | +13℃ | +20.1℃ | -1.5dB | -700rpm |
サイレントモード 高負荷時 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | メモリ温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 | |
55℃ | 32.3℃ | 41.6℃ | 43.2℃ | 44.2dB | 1400rpm | |
純正より | -20℃ | -6.5℃ | -4.2℃ | -6.3℃ | -4.8dB | -1900rpm |
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