このページの本文へ

CPUには同名の「SPARC T4」プロセッサーを採用

Solaris 11搭載予定!オラクル、SPARC T4サーバー

2011年10月18日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 10月17日、日本オラクルはSPARCサーバーの新製品「SPARC T4」サーバーの国内提供を開始したと発表した。

8コアSPARC T4プロセッサーを搭載する「SPARC T4-1」サーバー

 SPARC T4サーバーは、OSとして「Solaris 10」、11月提供予定の「Solaris 11」に対応するラックマウントサーバー。シングルスレッド性能を重視するミッションクリティカルなワークロードと、高度な同時並列処理の両方に高い性能を発揮。異なった性能要求をもった複数のアプリケーションを1台のサーバーに集約し、システムを簡素化して稼働率を改善できるという。

 仮想化機能が充実しており、仮想化ソフトウェア「Oracle VM for SPARC」や「Solaris Zones」により、「Oracle Solaris」インスタンス全体の仮想化とアプリケーションごとの仮想化の両方を、堅牢なフレームワークで提供する。仮想サーバーは数秒で設定可能で、暗号化されたセキュアなライブマイグレーション機能を搭載している。

 搭載する「SPARC T4」プロセッサーは、最大64スレッドを同時並列に実行可能。また、ワークロードのバランスを取るため、コアとなるリソースをシステム停止せず、ダイナミックに調整する機能も搭載している。クロック周波数は最大3.0GHz、コアあたりの独立L2キャッシュメモリは128KB、8コア共有L3キャッシュを4MB搭載する。

 SPARC T4サーバーの価格は、8コアSPARC T4プロセッサー(2.85GHz)×1搭載を搭載し、最大メモリ256GBの「SPARC T4-1」サーバーが234万円(税込)から。他のモデルの価格は、以下の通り。



■関連サイト

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード