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東芝の企業向けPC、IBMの管理ソフトウェア「Tivoli Endpoint Manager」を連携

日本IBMと東芝、PCのAC消費電力47%削減に成功

2011年09月22日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 9月21日、日本アイ・ビー・エムと東芝は、東芝の企業向けPCとIBMの管理ソフトウェア「IBM Tivoli Endpoint Manager(TEM)」の連携による、堅牢なPCセキュリティや省電力などを実現するソリューションを共同開発してきたことを表明。その省電力機能の実効性を測定する中で、PC使用者に過度な負担をかけず業務生産性を維持しながらも、平日9時~20時のPCのAC消費電力の約47%削減を実現できることを確認したという。

 両社は、8月22日から9月7日まで省電力ソリューションのテスト運用を行なった。このテスト運用では、部門ユーザーグループごとのPCの利用傾向に応じた省電力設定を、管理者がネットワーク経由で行なったという。ここでは、

  • 内勤で管理業務の割合が多いユーザーのPCには、より積極的な省電力設定
  • 画像解析などの技術用PCはディスプレイの輝度を高く
  • CAD作業中に同時に仕様書などの確認に用いられるノートPCには、スリープに移行するまでの時間を長めに設定するとともに処理速度や輝度は低めにする

などきめ細かい設定を実施。

 さらに、ユーザーごとのバッテリー利用に配慮しながら、昼間一部の時間帯を夜間に充電したバッテリーで稼働させるピークシフトも行なった。加えて、ユーザーからの意見から、業務生産性への影響を評価し、節電設定によるユーザーの不便、不都合を軽減するよう調節していった。

 その結果、事業所内で使われるPC1台あたりの総電力使用量が約30%削減された。特に、政府が掲げた節電目標15%の対象となる平日9時~20時ではAC電力使用量の約47%を削減することに成功した。この結果は、PCに使われる電力料金を40%程度削減することに相当するという。

 このテスト運用では、IBMのTEMサーバーから専用ソフトウェアを導入した東芝ビジネスPCに対して、ネットワーク経由で省電力設定、ピークシフト設定を制御。同時に、東芝ビジネスPCのハードウェア機能を用いてPCのAC消費電力を実測し、TEMサーバーに収集することで、省電力やピークシフトの効果を可視化したという。

 東芝は、本ソリューションに対応した製品を今年度中に企業向けに投入していく予定。日本IBMは対応ソフトウェアを東芝に提供していく予定だという。

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