好きな場所に置きかえられる20V型はネット端末としても優秀
鳥居 「ちなみにフリースタイルAQUOSには、この40V型だけでなく、パーソナルサイズの20V型(LC-20F5、実売予想価格:8万円前後)や、個室などに置くのにもちょうどいい32V型(LC-32F5、実売予想価格:11万円前後)もあります。こうした小さめのサイズは、2台目テレビとしては最適なモデルだと思います」
オカモト 「ワイヤレス接続だから、電源さえあればどこにでも持ち運べますからね。年ごろの子供がいる親なら、テレビをせがまれたけど、別の部屋にアンテナ線引くまではやれないというケースもあるんじゃないですか?」
メリ 「20V型は持ち運び用のハンドルやスタンドまで内蔵してるんですね! スリムなボディにスマートに収納できるようになっていて、デザインもカワイイ」
鳥居 「このハンドルですけど、ふだんは寝室などに置いておき、料理をするときにはキッチンに持って行くような使い方にも便利でしょう。1台のテレビで多彩な使い方ができるのは、2台目以降の買い増し用テレビとして大きな魅力になると思います」
メリ 「キッチンという言葉で思い出しました。このテレビ、インターネットへの接続はできるんですか? 最近はノートパソコンで料理のレシピなどをインターネットで調べて、それをキッチンに持ち込んで新しい料理に挑戦する女性が増えているんです。そんな使い方がしたい人は多いはず」
鳥居 「実はそれができるんですよ! AQUOS F5シリーズには、“AQUOS CITY”というインターネット用のサービスが盛り込まれていて、ウェブブラウジングをはじめ、動画配信や電子ショッピングなどのさまざまなサービスが利用できます。もちろん、インターネット接続もワイヤレスですから、ネットワークにケーブルを接続する手間はありません」
メリ 「キッチンで使いたいテレビとしては最適じゃないですか!! これはかなり欲しいかも」
オカモト 「AQUOS PHONEともワイヤレスで動画や写真をやり取りできるそうですね。時計やカレンダー表示もできるじゃないですか! 20V型のサイズだと、ちょっと大きめのフォトフレームのように使えるのも面白いですね」
鳥居 「しかもリモコンはこんなにシンプルです。使いたい機能も画面に表示されるアイコンを、リモコンのダイヤルでくるくると回して選ぶだけで呼び出せるので、料理をしながらでも手軽に使えます」
メリ 「ふつうの薄型テレビのリモコンはボタンが多くて、使いこなすのが難しいイメージがありますが、これなら親しみやすくて誰でも使えそう。ところで、ウェブブラウジングや検索などでの文字入力はどうするんですか?」
鳥居 「基本的には画面にキーボードを表示するソフトウェアキーボードです。ですが、テレビ番組の検索ならば、AQUOS PHONEを使えば音声入力で番組検索ができます。僕はキーワード入力用のキーボードとしてAQUOS PHONEを活用できる機能も追加されることを期待しています」
持ち運べるテレビはビジネスにも有効?
オカモト 「これって、家庭での2台目テレビやパーソナルテレビに最適ですが、実はビジネスでの活用もできそうですね。ふだんは事務所のテレビとして置いておいて、打ち合わせでは持ち運べるモニターとして使うとか。ディスプレーにHDMI入力があるから、PCとも接続できるし、ウェブストレージなどにブラウザで読める形式でプレゼン資料を用意しておけば、ワイヤレスでプレゼンだってできますね」
鳥居 「そうです。実はビジネス用途の可能性も大いにあると僕は思っています。ちょっとしたオフィスの受け付けや打ち合わせスペースにテレビが壁掛けで設置されているのはよく見かける光景ですが、そのテレビがウェブブラウザになったり、パソコン用ディスプレーにも早変わりするというのは、かなり有効な使い方だと思います」
メリ 「このスマートなデザインだったら、喫茶店やバーなどに設置するのも面白そう。テレビ番組を放送するだけでなく、グラフィックスや写真、ときには広告などをスライドショー再生するような、デジタルサイネージとして手軽に導入できそう」
オカモト 「一見、額装された絵画のようなパネルから、写真や動画が自動で表示されたら、面白いですね。20V型と言わず、40V型のような大画面だってアリですよ」
鳥居 「F5シリーズのレイアウトフリーという特徴は、家庭だけでなく、さまざまな分野で今までにない活用が期待できると思います。
シャープがこのF5シリーズにインターネット機能も盛り込んだのは、これからの薄型テレビは放送だけでなくインターネットに手軽にアクセスできる情報の窓としての役割も求められているためと言っています。置き場所の制約がかなり少ないレイアウトフリーとインターネット機能が融合すると、テレビの可能性が大きく広がることがよくわりかります。
というか、いずれ薄型テレビはみんなこんなスタイルになってしまうんじゃないか? とさえ思いますね」