Directory and Resource Administrator Advanced Edition 8.6登場
リソース管理の負担を軽減!NetIQが「DRA AE 8.6」リリース
2011年06月29日 06時00分更新
6月28日、ネットアイキューはActive Directoryリソース管理ツールの最新バージョン「Directory and Resource Administrator Advanced Edition(DRA AE) 8.6」を発表した。
企業の買収・合併やグループ再編で組織の統合などが行なわれると、社内システムのディレクトリサービスの統合、ユーザーやコンピュータアカウントの移動、所属グループの変更など、システム管理部門には多くの負荷が発生する。また、特権アカウントを利用した情報漏えいを防ぐための権限の制限、監査ログの収集など、求められる作業は増大の一歩だ。
DRA AEは、こうした作業の軽減を実現するツールである。たとえば、社内システムのID申請や承認、Active DirectoryとExchangeのIDやメールボックスの管理、詳細な権限委任による安全な運用、さらに監査のためのログ収集・保管とレポーティングを行なってくれる。さらに、Windowsの管理ツールでは実現できない、300種類以上の細分化した権限委任による特権を含む一般担当者の詳細な管理、グループや特定のユーザーといったActive Directoryの「OU(Organizational Unit:組織単位)」に縛られない管理対象の制限、ドメインコントローラーごとに分散しないログの集中管理も可能となる。
加えて最新バージョンでは、バッチ処理によるユーザーやメールボックスの作成や変更、および削除、AD Lightweight Directory Service(LDS、ADAM)によるスキーマ拡張なしで属性の追加、Windows Server 2008 R2やWindows 7、Internet Explorer 9サポートなどが行なわれるという。
価格は、1シートあたり32万円。1シートは100ユーザーで、Active Directoryに登録されたユーザーオブジェクトの数以上となるよう購入する必要がある。
なお、ネットアイキューの親会社である米アタッチメイトが米ノベルを買収しているが、日本法人については、ノベル社長の徳永信二氏が6月1日付けでネットアイキュー社長兼務となっている。