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【NEC報道資料】NEC、仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」の新製品を発売
~端末の選択肢拡大と運用管理性の向上により事業継続や在宅勤務を支援~

2011年06月09日 13時30分更新

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【NEC報道資料】NEC、仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」の新製品を発売
~端末の選択肢拡大と運用管理性の向上により事業継続や在宅勤務を支援~

2011年6月9日

<新製品に関する情報>
http://www.nec.co.jp/solution/clsol


NECは、仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter(バーチャルピィシィセンター 以下、VPCC)」を強化し、「VPCC4.0」として本日から販売します。

今回の強化は、サーバ上の仮想PCとシンクライアント端末間の通信を中継する「セッション管理機能」を拡充するものです。従来、仮想PCへ接続するためには、専用の接続モジュールを搭載した端末を利用する必要がありました。
新製品では、自社製のシンクライアント端末に加えて、Webブラウザ(注1)を搭載した汎用端末からでも仮想PCに接続することが可能となっています。

また、Citrix(R)社のXenDesktop(R)との連携機能を独自に開発し、同一の仮想PCに対して、RDP(注2)/ICA(注3)のどちらの接続プロトコルからでもアクセスできるようにしました。ユーザは利用環境に応じて柔軟にプロトコルを選択でき、VPCCの高度な運用管理性を維持しながら利便性を向上します。


新製品の主な特長は次のとおりです。

1. 接続可能な端末を拡大
「セッション管理機能」の強化により、専用の接続モジュールを搭載していない端末も、Webブラウザを利用して仮想PCに接続することが可能。端末の選択肢が大幅に拡大し、在宅勤務などの多様なニーズに対応。また、Androidを採用したクラウドコミュニケーター「LifeTouch(TM)」にも対応。

2. 仮想PCと端末間の通信機能を強化
仮想PCとシンクライアント端末の通信プロトコルとして、RDPとICAの両方をサポート。高速なネットワークを利用できる社内ではRDP接続を利用し、外出先ではICA接続に切り替えるといった使い分けが容易になり、ユーザの利便性が向上。なお、本機能は、既にVPCCを導入しているお客様も活用することが可能(注4)。

3. ストレージのディスク容量を効率的に利用する機能を強化
仮想PCで利用するOSやアプリケーションのディスクイメージの重複部分を共有する「仮想PCディスク共有オプション(注5)」機能を強化。データ量が大きくなりがちな作成時期の古い差分データを判別し、優先的に自動削除する機能を実現。運用性の向上と共に、ディスク容量削減を効率化することによりシステム全体のパフォーマンス向上にも貢献。

4. システム構築を容易にする機能を搭載
仮想化基盤上に定義される仮想ネットワークを一括で設定する機能を実現。本機能により、システム構築時に仮想PCサーバ間の関連性を意識する必要がなくなり、構築作業者の負担を軽減することが可能。


新製品の出荷開始時期は本年6月30日であり、1クライアントあたりの初期導入コストは、7.2万円(税別、注6)からを予定しています。

昨今、事業継続や災害対策の観点から、場所を問わずにデスクトップ環境を利用できるシンクライアントシステムのニーズが高まっています。今回の強化はこうしたニーズに応えるものであり、オフィスに出勤できないような場合でも、他のオフィスや自宅などから業務を継続できるように支援します。

NECは今後も、VPCC等のシンクライアントシステムを中核とする「クライアント統合ソリューション」を強化し、事業継続基盤の強化やセキュリティ対策、TCO削減に貢献していきます。

以上



<新製品に関する情報>
URL: http://www.nec.co.jp/solution/clsol

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC ファーストコンタクトセンター
電話:03-3455-5800


(注1)
Internet Explorer7、Internet Explorer8に対応。
(注2)
RDP接続:Remote Desktop Protocolの略。Microsoft社の画面転送プロトコル。
(注3)
ICA接続:Independent Computing Architectureの略。Citrix社の画面転送プロトコル。
(注4)
提供時期は2011年8月末予定。
(注5)
仮想PCを「マスタイメージ」+「差分データ」で管理し、ストレージ上では個々の仮想PCの差分データのみの容量を確保することで、仮想PC用に必要なディスク容量を削減できる機能。
(注6)
1600台構成(ICA利用は1割)の場合。端末費用、デスクトップOS費用は含まず。

* Citrix(R)、XenDesktop(R)、ICA(R)は、Citrix Systems, Inc.の米国あるいはその他の国における登録商標または商標です。

* 本文に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。


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