Mac Proを超えるテスト結果も
テストは合計9種類。ベンチマークソフトだけでなく、体感速度を見るためにストップウォッチで測ったものもある。それぞれ3回計測して平均値を結果とした。
結論から言えば、今回のテストではiMacがMac Proを超える項目も多かった。例えば、「iTunes」のAACエンコードや「Adobe Photoshop CS5」の連続アクションでは、ソフトウェアがマルチCPU/コアを生かしきれていないのか、Mac Proのほうが遅い結果となっている。
一方で、テストによってはMac Proが強いものもある。CPUとメモリーの性能を測るベンチマークソフト「GeekBench」ではその差がよく分かるはず。特に個別スコアの「Floating Point」(浮動小数点演算)が高いため、科学計算や3DグラフィックのレンダリングではMac Proのほうが向いている。フルHDのビデオをH.264でエンコードした場合もMac Proが最速だった。
またこの2つのテストでは、Core i7搭載のMacBook ProにもiMacが負けている。かなり限定した話になるが、H.264のエンコードを頻繁にする人は、Apple StoreのCTOでCore i7を選んでおくといいだろう。
ベンチマークソフトによるテスト
実測によるテスト
(次ページに続く)