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Sandy Bridgeなら新MacBook Proを買え! ― 第3回

ついに64bitモード標準! 13インチMacBook Proを試す

2011年03月24日 12時00分更新

文● 海上忍

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 iPhoneなどスマートフォンの勢いが止まらない昨今だが、腰を据えた作業はパソコンのほうが断然有利なことに変わりはない。今回リニューアルなったMacBook Proは、エントリクラスの13インチにもSandy Bridgeアーキテクチャーの第2世代Core i5/i7シリーズを投入し、パフォーマンスが大幅に向上した。本稿では、新インターフェース「Thunderbolt」の意味や、Core i5/i7搭載モデルそれぞれの各種ベンチマークでその真の実力を見ていこう。

一見すると前モデルとの違いはないが、内部インターフェースは大幅に刷新されている
13インチ MacBook Pro標準スペック
型番 MC700J/A MC724J/A
価格 10万8800円 13万4800円
CPU Core i5-2415M 2.3GHz(2コア) Core i7-2620M 2.7GHz(2コア)
メモリー(最大) 4GB 1333MHz DDR3 PC3-10600(8GB)
ディスプレー(解像度) 13.3型 LEDバックライトクリアワイド(1280×800ドット)
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵)
ストレージ 320GB HDD
(5400回転、SATA)
500GB HDD
(5400回転、SATA)
主なインターフェース USB 2.0×2、FireWire 800(IEEE1394b)×1、Thunderbolt×1、SDXCカードスロット、FaceTime HDカメラ
サイズ/重量 幅325×奥行き227×高さ241mm/2.04kg
13インチMacBook Proの上面および底面。デザイン上の変更はない
左右側面。左側面に、新インターフェースとして「Thunderbolt」ポートが配置されている
キーボード部分

「Thunderbolt」がMacを変える

 今度のMacBook Proは、大きく変わった。外観こそまったくと言っていいほど変化はないが、新技術の採用により内容的には一変している。その新技術とは、第2世代Intel Core i7/i5シリーズと、新インターフェイス「Thunderbolt」だ。

「Thunderbolt Technology」のロゴ

 Thunderboltは、IntelとAppleが共同開発したインターフェース規格だ(関連リンク)。データ転送速度は片方向で最大10Gbps、双方向では最大20Gbpsという高速性を誇る。(Mac本体を除き)最大6台の機器をデイジーチェーン接続でき、しかも最高速度を同時に得られるという。

 プロトコルには、PCI ExpressとDisplayPortをサポート。HDDや光学ドライブなど記憶装置だけでなく、外部ディスプレーも接続できる。USBの127デバイス、FireWire(IEEE 1394)の63デバイスに比べれば最大接続台数は少ないが、現状では対応機器が登場しておらず、当面は問題となる場面はあまりないだろう。

HDMIアダプター「moshi MiniDisplayPort to HDMI Adapter」

 Thunderboltポートは、FireWire 800(IEEE 1394b)ポートとUSB 2.0ポートの間、これまでMini DisplayPortがあった場所に配置されている。コネクター形状はMini DisplayPortとまったく同じで、Mini DisplayPort用の周辺機器がそのまま利用できる。試しにMini DisplayPort用のHDMIアダプター「moshi MiniDisplayPort to HDMI Adapter」(関連記事)を接続したところ、まったく支障なく表示できた。対応機器が市販されていない現状ではHDDの接続を試すことはできないが、最大3Gbps(理論値)のeSATAを大きく上回るうえ、FireWire 800の12倍以上、USB 2.0の20倍、USB 3.0の2倍というその高速性から、対応周辺機器が発売されれば人気となることは確実だろう。

前モデルではmini DisplayPortがあった位置に、Thunderboltポートが配されている「T」キーを押しながらMacBook Proを起動するとこのターゲットディスクモードになり、画面にFireWire/Thunderboltロゴが表示される
「システムプロファイラ」で新設項目の「Thunderbolt」を確認したところ

 ところで、Thunderboltは当初「Light Peak」として光ファイバー用に設計された技術だ。コストあるいは製造面でなんらかの理由が生じたか、光ファイバーの代わりに銅線が採用され、名称も現在のThunderboltとなった。またUSBやSATAなどさまざまなプロトコルを実装できるはずが、PCI Express(PCIe)とDisplayPortの2種類にとどまった。

 しかし、将来的に光ファイバーへ移行すれば、100Gbps超えも見えてくるという。その意味で可能性を秘めた規格であり、MacのデータスループットもThunderboltの進化につれて向上することが期待される。

(次ページに続く)

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