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今後の災害に備えておきたい

ウィルコムが災害に強い理由

2011年03月22日 20時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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地震が起きたそのとき、編集部員たちは!?

 ASCII.jp編集部部員は様々なキャリアの携帯電話を持っている。その中でもウィルコムユーザーが、今回の震災で「持ってて助かった」と口を揃えて言っていたので、彼らの震災当日の体験談を聞いてみた。

●編集部スエオカの場合

 SUPER GTの某チームへのインタビューが終わり、「ありがとうございました」と言った瞬間、地震が発生した。急いで荷物をまとめて同僚Sと共に最寄り駅へ向かう最中に、他の編集者に連絡をするも、どのケータイも繋がらない状況になっていた。

 ネットは繋がるようなので、Twitterを見ると他のキャリアはどうも繋がらない様子。しかし、スエオカと同僚Sのウィルコムは普通に繋がった。スエオカはGALAXY Sとの2台持ちなので、そちらでもかけてみたのだが、回線が混雑しているようだった。

 どうもウィルコム同士は繋がるようだ。地下鉄の駅に避難中、同僚Sがトイレに行っている間に強い余震が来て、皆地上へ逃げ出したので、恥ずかい話だがスエオカも同僚Sを見捨てて逃げてしまったのだが、地上で右往左往していると同僚Sから「どこにいる?」との電話がかかってくるくらい、普通に通話ができたのである。

 そういうわけで、ウィルコムユーザーには電話で安否確認をしつつ、GALAXY Sを使ってネットで情報収集をしていた。そのおかげで、徒歩帰宅となったものの、無事に家まで帰ってこれたのだ。このときほど、ウィルコムを持ってて良かったと思ったことはない。冗談や誇張ではなく本気で、だ。

 現在、余震などが続いて予断を許さない状況ではあるが、今回の体験を教訓に、まずは実家の家族に1台持たせようかと思う。

●広告Gの場合

 営業のため、外出している最中に地震が発生し、会社に指示を仰ごうとケータイを使って電話をするも通じず。幸い、ウィルコムは通じたので、アポイントなどはすべてウィルコム端末を使ってキャンセルの連絡をした。実家(東京都内)の固定電話にもすぐ繋がったので両親の安否も素早く確認でき、さらにウィルコム持ちの妻の無事も判明した。

 また、営業中だった同僚4人のうち、奇跡的に3人がウィルコムユーザーだったため、連絡を取り合い会社に戻った。会社ではケータイも固定電話も通じないという状況だったが、ウィルコムのみ通じることがわかると、実家や自宅、保育園などに連絡するため、営業Gのものをはじめ、ウィルコム端末が奪い合いになるほどであった。

 今後の震災に備えて、広告部でもウィルコムの導入を検討する動きがありそうだ。

ウィルコムが災害時に通じたワケ

 なぜウィルコムだけが通じたのだろうか。被災後に改めて考えてみたのだが、これは「マイクロセルネットワーク」というウィルコム独自のシステムを採用していたからだ。

 一般的なケータイは「マクロセル方式」と言って、ひとつの基地局で数百m~数kmの広範囲をカバーするシステムである。これに対しウィルコムの「マイクロセル方式」は、数十m~数百mごとに細かく基地局を設置しているのだ。これにより、ひとつの基地局に対して利用者が増えると電話がつながりにくくなる、という状況を回避し、通信トラフィックが集中しても効率的に分散処理することが可能だという。詳しくはウィルコムのサイト(こちら)を参考にして欲しい。

 もちろん東北地方では基地局設備に障害が起きて利用が困難になっている地域もあるようだが、都心部についてはこのマイクロセル方式が幸いしたようだ。


被災者に対するウィルコムの動き


 なお、今回の震災に際し、ウィルコムでは義援金サイトを設置、支払期限の延長といった対応をしている。

 義援金の受付はブラウザー搭載のウィルコム機種限定で、「webメニュー」→「公式サイト」→「義援金受付サイト」とアクセスする。また、災害救助法適用地域内のユーザーに限り、3月中に支払い期日が到来する請求書の場合、2ヵ月延長する。4月中に支払い期日が到来する請求書の場合は1ヵ月延長される。

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