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10分以内、月500回までの通話が月2430円で無料に

佐々木希も2台持ち! ウィルコム、だれとでも定額スタート

2010年12月01日 19時17分更新

文● ASCII.jp編集部

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一部地域で試験サービスを展開していた
「だれとでも定額」を全国展開

 ウィルコムは、10分以内のウィルコム以外の携帯電話、加入電話、IP電話への通話が月500回まで無料で利用できるオプションサービス「だれとでも定額」を、12月3日にスタートする。料金は月980円。

 だれとでも定額は、すでに沖縄や広島、宮城、北海道などで試験的に導入されていたサービス。11月30日に東京地方裁判所から更生計画の認可決定を受けて、改めて全国で展開されることになる。

長電話が大好きだという佐々木希さん。ウィルコムで電話代を気にせずに済むようになる?

 だれとでも定額をオプションとして適用できるのは「新ウィルコム定額プラン」「新ウィルコム定額プランS」の2つの料金プラン。なおW-SIM対応機種での申込は本来不可能だが、2010年11月30日以前に契約済のユーザーについては2011年2月28日までは申込可能。なお、10分を超過する通話は料金コースに応じた金額、500回を超過する場合は21円/30秒の通話料が必要となる。

 またこれまで22才以下など、対象を限定したキャンペーン料金として提供されてきた「新ウィルコム定額プランS」が、正式な料金プランとして展開される。新ウィルコム定額プランSは月額1450円でウィルコム同士の音声通話、そしてメール送受信がすべて無料となる(それ以外の国内通話は21円/30秒)。新ウィルコムプランSとだれとでも定額を組み合わせると、月2430円で大半の通話が無料になる計算だ。

攻めの姿勢でユーザーを獲得していく
佐々木希さん出演のテレビCMも

 ウィルコムはこの発表に合わせて、都内で記者会見を開催。ソフトバンクグループの重要ポストを歴任し、今回同社の代表取締役社長と事業管財人を務めることとなった宮内 謙氏は「(ウィルコムは)ソフトバンクグループの4社目の通信会社」と紹介。「キャリアにとって一番重要なのはお客さんを増やすこと」とし、「3ヵ月以内の純増をコミットメントとしたい」と語る。

ソフトバンクグループに入ったウィルコム。ウィルコム自体も積極的にユーザーを獲得していく

 だれとでも定額を投入したウィルコムが利益を生み出していくには、通信コストの削減と営業施策が重要となる。通信コストについてはバックボーンのIP化を来年頭までに実現し、ソフトバンクのネットワークと共有化する。また基地局についても、ソフトバンクモバイルが持つ鉄塔にアンテナを設置するとともに、3G/PHS両対応のアンテナを開発することで、1つの基地局でより広い面をカバーできる効率のよいネットワークを構築していく。

技術の進歩でセル半径は1kmまでに拡大していたが、電柱などにアンテナを取り付けたのでは、その性能を活かし切れなかったという。ソフトバンク基地局の利用で、より効率的なエリア展開が可能になる

 一方、営業施策では販売店の拡大とともに、ユーザーの獲得のためにテレビCMも大量投入するという。このCMキャラクターとして選ばれたのが佐々木 希さん。

 秋田出身で地元の家族や友達と電話をする機会も多いそうだが、「上京した当時はお金もなかったし、電話代を気にしていた」のだという。そのときに使っていたのがウィルコム。ただ現在はiPhoneも持っているようで、「2台持ちしたいと思います」とアピール。

宮内氏から、HONEY BEE 4をプレゼント

 さらに「長電話することが多いので……10分で1度切ってまた電話します。って、こういうのはいいんですか?」と、だれとでも定額の便利な使い方を、すでに完璧に理解しているようだった。

人気端末の「HONEY BEE」がバージョンアップ

 また、だれとでも定額スタートに合わせて、京セラ製端末「HONEY BEE 4(WX350K)」を12月3日に発売する。2年契約を前提とした「W-VALUE SELECT」を利用した際の実質負担額は7200円。

相変わらずポップな筐体色の「HONEY BEE 4」。カラバリはラズベリーピンク、ピーチピンク、オレンジ、シトラス、ホワイト、ブラックの6色

 HONEY BEE 4はカラフルな筐体が特徴で、通話中心で用いるシンプルなストレート型端末。テンキー上部にあるキーはゼリーのような手応えを目指したという。メール送受信BOXの容量は100MBに拡大。メールを大量に送受信するティーンのユーザーに適したスペックと言えるだろう。

写真はシトラス。またまた人気端末になりそうだ


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