旅行やイベントなどにデジカメを持って行くなら、iPadも忘れずに持ち歩きたい。フォトストレージやフォトビューワーに加えて、コンビニで写真をプリントすることもできる。第3回は、iPadで写真を活用するツボを紹介しよう(連載目次はこちら)。
USBもしくはSDカードでデジカメ写真を取り込む
旅行やイベントに出かけたら、打ち上げの場所やホテルで休憩している時に、撮影した写真をみんなで見ることがあるだろう。デジカメの小さな液晶でもそこそこ楽しめるものの、iPadで表示できたら何倍も感動する。そこで、アップル純正の「Apple iPad Camera Connection Kit」(2980円)を利用しよう。パソコンがなくてもデジカメ写真をiPadに取り込めるiPadユーザー必携のアイテムだ。
「Apple iPad Camera Connection Kit」はDockコネクタに装着するアダプターで、USB端子とSDカードリーダーの2種類を同梱している。USB接続だとデジカメの機種によっては認識しないことがあるので、その場合はSDカードを外して読み込めばいい。
JPEG画像だけでなく、RAWデータや動画ファイルも取り込めるのが心強い。RAWとJPEGを同時に記録している場合も、サムネイルがまとめられ「RAW+JPG」と表示されるなど、使い勝手も良い。
試しに、USB-DockケーブルでiPhoneを接続したところ、カメラロールを認識し、写真を取り込むことができた。iPhoneで撮影した写真もまとめて鑑賞できるのは楽しい。
もし、USBアダプタを持っていない時にiPhoneの写真をiPadで閲覧したい場合は、アプリを利用しよう。少ない枚数なら、情報交換アプリの「Bump」がオススメ。無料なうえ、iPhoneユーザーの多くがインストールしている。写真を選択して、iPadとiPhoneを持って動かせばいい。「Bump」はiPad用のアプリがないので、iPhone用を拡大して使おう。
ただし「Bump」は最大4枚までの写真しか送れない。多数の写真を送りたいのなら、「写真転送」アプリを使うといい。230円の有料アプリだが、iPhoneとiPadの両方で利用でき、BluetoothやWi-Fiで他のiPhoneやiPod touch、Mac、Windowsに写真を転送できる。
写真を編集してメールで送ってあげる
写真をただ閲覧するだけでも楽しいが、簡単なレタッチをしてあげるとさらに盛り上がる。PCで本格的なソフトを使うほどの作業はできないが、その分簡単に編集できるので、時間がかからない。
iPhone向けよりは少ないものの、iPad用の写真編集アプリもいくつか登場している。中でもオススメは「ezimba」だ。多彩な画像処理が可能で、操作も簡単。無料版はezimbaのロゴが写真に埋め込まれるので、試しに使って気に入ったら350円の有料版を入手するといいだろう。編集後に保存すると、カメラロールに入るので、メールなどで送ってあげよう。
モノクロ写真の一部がカラーになっているスタイリッシュな処理をしたいなら、「Color Splash for iPad」(230円)を使ってみよう。カメラロールから写真をモノクロで取り込み、指でなぞった部分をカラー表示してくれる。ビデオチュートリアルを備えるほか、作業の途中でアンドゥしたり、レジュームしたりできる。何気ないスナップが芸術作品のようになることもあるので、いろいろな写真で試してみよう。
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