このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

鳥居一豊の「最新AVプロダクツ一刀両断」 第9回

LEDバックライト採用など、内容を一新!

さらに実力を高めたREGZA第二章「47Z1」の実力

2010年07月06日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ここ数年飛ぶ鳥を落とす勢いの東芝「REGZA」。ラインナップを一新した春モデルの大きな話題は、主要3シリーズすべてでLEDバックライト採用としたこと。レグザの最大のポイントとも言える高画質回路も「次世代レグザエンジン」となるなど、基本的な実力を大幅に高めている。

 今回取り上げるのは最上位モデルの「Z1」シリーズ。従来から画質はもちろんのこと、ネットワーク機能なども充実したZ系シリーズの人気は高く、注目度の高いシリーズだ。

ディスプレー部の奥行きは4.8mm。スタンド取り付け部以外はすべてフラットな形状になっており、とてもスリムな形状になっている

ディスプレー部の奥行きは4.8cm。スタンド取り付け部以外はすべてフラットな形状になっており、とてもスリムな形状になっている

 とはいえ、今春のLEDモデルである「RE1」「HE1」シリーズはすべてテレビ録画対応、DLNA対応などの主要なネットワーク機能にも対応するなど、全ラインナップが注目するに値するモデルばかりでもある。

 先週末に発売となった「47Z1」(実売38万円前後)は、従来モデル(Z9000シリーズ)からの進化で言えば、バックライトがCCFLからエッジライト型LEDとなり、高画質回路が「次世代レグザエンジン Duo」となっていることが最大の違い。これに伴い、ディスプレー部の奥行きがぐっと薄くなり、シンプルなフォルムがより際立つデザインになっている。

背面の入出力端子。大きく変化しているのは、録画専用など複数あったEthernet端子が1系統に集約されたこと。実用性を考えれば、こちらの方が使いやすい。背面のUSB端子は録画専用

背面の入出力端子。大きく変化しているのは、録画専用など複数あったEthernet端子が1系統に集約されたこと。実用性を考えれば、こちらの方が使いやすい。背面のUSB端子は録画専用

側面にはHDMI入力とUSB端子(汎用)が備わっている。ワンセグ番組の持ち出しも可能なSDメモリーカードスロットもある。地デジトリプルチューナー内蔵のため、B-CASカードは2連装

側面にはHDMI入力とUSB端子(汎用)が備わっている。ワンセグ番組の持ち出しも可能なSDメモリーカードスロットもある。地デジトリプルチューナー内蔵のため、B-CASカードは2連装

 背面を見ると入出力端子などの装備は大きく変化していない。光沢仕上げの樹脂製のフレームにメタルパーツを組み合わせたデザインはシンプルでありながら存在感のある表情を見せてくれる。背面と側面には入出力端子が備わっているが、こちらは従来モデルと比べても大きな変化は少ない。

 東芝としては初めてのエッジ型LEDバックライトで、しかもエリア駆動など、画質面が気になるところだが、本機はそれ以外に多くの部分で進化を果たしている。

従来下方に向いていたスピーカーユニットは前方を向いている

従来下方に向いていたスピーカーユニットは前方を向いている

 音質においても進化を遂げており、スピーカーボックスの構造を見直し、基本的な高音質化が図られている。なお、5月末に発売された「42Z1」「37Z1」と本機および55V型はサウンドシステムの仕様が異なっている。本機および55V型はソフトドームツィーターとアルミに銅をコーティングした「CCAW」(カッパークラッドアルミワイヤー)を巻き線に使用したウーファーを搭載。さらにウーファーとツィーターをそれぞれ独立させたマルチアンプ駆動となる。

 リモコンはむしろあまり変わっていない部分なのだが、前面の素材がヘアライン調の仕上げになり、従来の光沢パネルのような指紋の汚れが目立たなくなった。それでいてよくあるマット仕上げのような安っぽさを感じさせないようにしているのは、東芝のこだわりの部分。

付属のリモコンと蓋を開いたところ(右)。レイアウト自体には大きな変更はない

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中