24日、いよいよiPhone 4が発売される。それを前にした15日の17時、ソフトバンクモバイルの各店舗やアップル直営店「Apple Store」にて予約が始まった。
筆者も東京・原宿にある「ソフトバンク表参道」におもむき予約をしてみたので、その様子をレポートしよう。なお、本体価格や料金プランは、別記事を参照してほしい(関連記事)。
予約だけなのに3時間待ち!
iPhoneといえば、ソフトバンク表参道だ。
2年前のiPhone 3G発売時には1400人近くの行列ができて世間を震撼させ、昨年のiPhone 3GSでも近くのホールでイベントを開催するなど旗艦店として発売を盛り上げた。もちろん、先日のiPadでも同様に多くの人が集まっている。ソフトバンクがからむアップル製品の発売では、表参道が「祭の会場」と化すのだ。
とはいえ今回は販売ではなく、ソフトバンクのオンラインショップでも予約できるため、そんなに人は来ないだろう。そうタカをくくっていた筆者だったが、その思惑は見事に外れた。16時過ぎに表参道に着くと、店舗の前にはすでに長蛇の列が……。しかも取材をしている間にどんどん列が伸びていく。
「これはマズい!」と感じて写真を撮るのもそこそこにして、16時30分頃、行列に加わった。ソフトバンクモバイル広報によれば、17時の時点で270人もの人が並んでいたという。
あとはひたすら待つだけだが、なかなか列が進まない。途中でMac miniが突然発表されたが、並びながらニュース記事を書けるぐらいに時間が余っていた(関連記事)。
その間もしばらくは行列が伸びていったが、どうも今日中に処理できる人数が増えすぎたためか、途中よりあとから並びに来た人を断っていたようだ。19時過ぎには雨が降ってきて、待っているのもなかなか面倒くさくなってくる。ようやく店内に入れたのはおよそ3時間後の19時20分頃だった。
店内に入ってからは、スムーズに契約が進んだ。iPhone 3GSからiPhone 4への乗り換えだったためか、本人確認のあとにモデルを選んで(32GBモデルにしました)サインをするという簡潔な手続きのみ。ものの15分ほどで「予約申込確認書」をゲットできた。対応してくれたスタッフによれば、新規や他キャリアからの乗り換えは、もう少し時間がかかるという。
店外に出てみると、まだまだ列が途絶えるような兆しは見えない。よく見渡してみると、「新しいもの好き」なタイプの人種ではない、女性や学生なども並んでいる。おそらく知人や友人に触らせてもらってiPhoneに興味を持ち、新型が発売されたら買おうと思っていた人なのだろう。2年かけてiPhoneブランドがずいぶん浸透したことに驚かされる。
ちなみにソフトバンク表参道では、「在庫を確保次第、ご連絡さし上げます」と案内されたが、初日に予約したからといって、発売日に手に入るとは約束できないとも念を押された。
実際に筆者が手に入れた予約表にも番号は書かれていない。結局、発売日になるべく早く手に入れようと思ったら、また並ぶ必要がありそうだ……。