新CPU搭載の一体型 フルHDとHDでラインナップを整理
VALUESTAR W/Nシリーズ
液晶ディスプレー一体型デスクトップの「VALUESTAR W」「VALUESTAR N」シリーズは、フルHD解像度ディスプレー搭載の製品がWに、20型ワイド/1600×900ドットディスプレー搭載の製品がNに分類され、ラインナップが整理された。全機種がデジタル放送チューナーと記録型BDドライブを搭載するテレビパソコンでもある。
VALUESTAR Wシリーズは、23型ワイドタイプ「VW970/WG」「VW770/WG」と、21.5型ワイド/タッチパネル対応「VW670/WG」の3機種がラインナップされる。VW770は3色、VW670は2色の本体カラーバリエーションが用意される。
製品名 | 液晶サイズ | CPU | TV | タッチパネル | USB 3.0 |
---|---|---|---|---|---|
VW970/WG | 23型フルHD | Core i5-650 3.20GHz | 地上/BS/110度CSデジタル ×2 | - | 内蔵 |
VW770/WG | - | ||||
VW670/WG | 21.5型フルHD | Core i3-530 2.93GHz | 地上デジタル | 有 |
大画面フルHDディスプレーを備えるVALUESTAR Wシリーズは、AVパソコンとしての機能を追求した製品となっている。映像高画質化エンジン「彩りプラス」の搭載、6Wのウーファーを含む2.1chスピーカー内蔵など、画質・音質にこだわった製品となっている。23型モデルは、視野角と色調に優れた8bit階調のIPS液晶パネルを採用しているほか、最上位機の「VW970/WG」はHDMI入力端子とD映像入力端子も備えており、ゲーム機やBDレコーダーをつないでテレビモニター代わりにも使える。
23型モデルは3波対応デジタル放送チューナーを2基、VW670は地デジチューナーを1基内蔵。デジタル放送視聴と録画、BDドライブへの書き出しが可能である。さらに新製品では、NTTぷららが運営する光回線経由のハイビジョン対応テレビ・ビデオ配信サービス「ひかりTV」の視聴に対応。自宅に光回線があれば、70チャンネル以上のテレビ放送のほか、ビデオオンデマンドやカラオケなどが楽しめる(録画はできない)。
21.5型のVW670/WGは、マルチタッチ対応の液晶ディスプレーを採用。Windows 7自体の操作はもちろん、タッチ対応のペイントソフト「Corel Paint It! touch」でのお絵かきも楽しめる。
CPUは、23型モデルがCore i5-650(3.20GHz)、VW670/WGはCore i3-530(2.93GHz)を搭載。グラフィックス機能はCPU内蔵GPUを使用する。HDDは全機種1TBを内蔵しており、デジタル放送もたっぷり録画できる。また、VW970/WGはLaVie LL870/WGと同じくUSB 3.0ホストコントローラーを内蔵しており、USB 3.0にいち早く対応したパソコンとなっている(3.0対応端子は2つ)。
予想実売価格は、VW970/WGが約24万円前後、VW670/WGが22万5000円前後、VW670/WGは21万円前後と想定されている。発売日は2月10日の予定。
もうひとつの大画面一体型デスクトップのVALUESTAR Nシリーズは、地デジチューナーの有無やCPU性能の異なる2機種がラインナップされた。本体カラーバリエーションは3色が用意される。
製品名 | 液晶サイズ | CPU | TV |
---|---|---|---|
VN770/WG | 20型 1600×900 | Core i5-430M 2.26GHz | 地上デジタル |
VN550/WG | Core i3-330M 2.13GHz | - |
チルト・スイーベル可能な台座を持つVALUESTAR Wと異なり、VALUESTAR Nシリーズは「フォトスタンドデザイン」と称するコンパクトなボディーデザインの製品となっている。奥行きは最小17cmと、モバイルノートよりも小さい。ディスプレーは20型ワイド/1600×900ドット。
上位機種のVN770/WGは、地デジチューナーと記録型BDドライブを備えたテレビパソコンとなっている。VALUESTAR Wが搭載するのと同じ、映像高画質化エンジン「彩りプラス」も搭載するなど、AV面の機能は充実している。下位機種のVN550/WGは、テレビ機能や彩りプラスは搭載せず、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブになっている。
本体が薄型のため、CPUやチップセットはノートパソコン向けを利用している。VN770/WGの場合、CPUにはCore i5-430M(2.26GHz)を搭載。グラフィックス機能はCPU内蔵GPUを使用している。HDDはVN770/WGが1TB、VN550/WGは500GBを内蔵する。
予想実売価格は、VN770/WGが約20万円前後、VN550/WGが17万円前後と想定されている。発売日は1月21日の予定。
VALUESTAR E
液晶ディスプレー一体型デスクトップには、安価なテレビパソコンを指向した「VALUESTAR E」シリーズ1機種もラインナップされている。ハードウェア仕様は2009年秋冬モデルと同等で、地デジチューナーを内蔵。テレビ視聴・録画ソフト「SmartVision」が若干改良された。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを搭載。
予想実売価格は約15万円前後と想定されている。発売日は1月21日の予定。
この連載の記事
-
第5回
デジタル
基本性能が大きく強化! 日本HP 2010年新春モデルを発表 -
第4回
PC
高機能TVノートが買いやすく! 東芝ノート新製品を発表 -
第3回
PC
新CPU搭載ノートにCULVノートも登場 VAIO新製品発表 -
第1回
PC
「LOOX U」は必見! 富士通8モデルがリニューアル -
PC
2010年 PC新製品新春モデル一斉発表 - この連載の一覧へ