10行でズバリ!!
ASP.NET AJAX - UpdatePanel の使用
C#の場合はこちら。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/netframework/ee695781.aspx
VB.NETの場合はこちら。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/netframework/ee695780.aspx
まずオススメの「10行でズバリ!シリーズ」から紹介したい。
Visual Studioでの開発者なら、一度はお世話になったであろうこのシリーズは、文字どおり“たった10行のサンプルコードで疑問や課題をズバっと解決”してくれる、非常にありがたい即戦力コードだ。
収録されたサンプルコードは実に多岐にわたり、サービスアプリケーション(WCF)の作成からASP.NET Ajaxのコンポーネントの使い方、Windows Azureに関するTipsまで用意されている。.NETでの開発者として、こういったスピーディでスマートな“開発者の味方”になるツールは、どんどん有効活用していきたい。
ここではその中のひとつ、「ASP.NET AJAX(UpdatePanelの使用) 」をサンプルに、事例を挙げながら紹介する。
ASP.NET AJAXとは?
ASP.NET AJAXとは、その名の通りASP.NETに対応したAjax開発フレームワークだ。これにを活用することで、ASP.NETでの非同期処理の実装や、動的なインターフェースを持つWebサイトの開発が容易になる。
ASP.NET AJAX やASP.NET AJAX Control Toolkitには多くの有用なコントロールが用意されており、コーディングが面倒な処理を一手に引き受けてくれる。
例えば「ボタンをクリックしてサーバー側で検索処理などを行ない、画面を部分的に更新して検索結果を表示する」といったAjaxページを実装する場合。通常なら、JavaScriptとサーバー側(ASP.NETやCGIなど)の両方を個別に実装しなければならないが、ASP.NET AJAXでは、このUpdatePanelコントロールを使って簡単に実現できる。
ただ、どんなに便利と言われても、馴染みのない新しいコントロールを使うのは不安がつきまとうものだ。そんな時にこのコードレシピが役に立つ。このページを開き、フローに沿って実際にやってみよう。
いきなりサンプルコードが記述してあり、一見すると「なんのことやら?」と思われるかもしれないが、目次を見るとシンプルな構成で、解説も含まれていることが分かる。
- はじめに
- 作成するアプリケーションの概要
- アプリケーション開発環境について
- アプリケーションの作成
- 動作と解説
- おわりに
この流れでプロジェクトの作成からコントロールの配置、処理の記述を行なったら実行するだけで、「ボタンクリック時の日時をポストバック処理で表示する」サンプルアプリケーションが完成する。まさにレシピというわけだ。
最後に解説を確認して理解の仕上げをしたら、もうこちらのもの。UpdatePanelはもはや使いこなせる“自分のコマ”に変わっている。
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このように、この「10行でズバリ!」ではシンプルなコード、スマートなフローと解説によって、短時間で技術を習得できるわけだ。また、「今後公開予定のコンテンツ」を見ると、将来的にも新しいサンプルコードが公開されると思われ、内容もますます充実していきそうだ。