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iPhoto、CS4とは違う魅力はどこにある?

Photoshop Elements 8を買う理由

2009年10月15日 18時00分更新

文● 荻窪圭

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PSE8のすごい編集機能#1
どんより曇り空を晴れ渡らせる「スマートブラシ」

 例えばクイック編集を使えば写真の明るさや色合い、カラーバランスをまとめて簡単に修正出来る。補正前と後の画像を見比べながら作業することが出来るし、空を青くしたり歯を白くしたりという機能も付いた。

「青い空を青く」機能を選び、空の部分を適当になぞるだけで、このように空が色鮮やかになる

「編集」機能にするとPSE8をPhotoshop的に使うことが出来る

 注目すべき新機能は「スマートブラシツール」だ。

 「スマートブラシツール」は「クイック選択ツール」の拡張版。クイック選択ツールはブラシをなぞることで類似した色のエリアを自動的に選択してくれる機能。スマートブラシツールは領域を選択した上で、そこに様々なペイントを施してくれる。

 前述した「青い空を青く」機能もこのスマートブラシを使ったもの。範囲選択をしたあとで「青い空」を実行すると、どよんとした空も(ちゃんと雲を生かして)青空にしてくれるし、もっとシュールな効果をかけることも可能だ。

青い空の代わりに「溶岩」効果をかけてみた。こんなシュールでSFっぽい加工も簡単に出来る


PSE8のすごい編集機能#2
人物はそのまま、背景だけ縦横比を調整する「写真を再構成」

 ガイド編集を使えば、目的別に様々な画像処理をガイドしてくれる。目的に応じた項目をクリックするだけで作業手順を教えてくれるので、その通りにすればいいのだ。

ガイド編集にすると、右に項目が並ぶ。そこから目的のものを選ぶだけでよい

 これで、傾きを直したり傷を消したり肌色を補正したりという作業が行なえる。その中で特に注目すべき新機能は「合成写真」機能と「写真を再構成」機能である。

 「写真を再構成」は、写真の縦横比を変えてもメインの被写体は伸びたり縮んだりしないという面白い機能。被写体と背景がはっきり分かれている場合は、ただこの機能で写真の縦横比を変更するだけでオーケー。特に人物を判別するようだ。そうじゃないときでもあらかじめメインの被写体を「アバウトに」マーキングすれば、それが歪まないように縦横比を変更してくれる。

領域をドラッグするだけで左の写真が右のようになる。背景はぎゅっと縮まったのにメインの被写体の縦横比は変わってない点に注目

あらかじめ保護ブラシツールでメインの被写体を指定しておけば、それを保持したまま縦横比を変えられる

 写真を特定の縦横比に合わせたいとき(例えば年賀状用にハガキサイズにしたいとか)にいい。これもPSE8の新機能だ。

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