このページの本文へ

世界初の裸眼3DカメラFinePix REAL 3D W1を試す

2009年07月31日 16時00分更新

文● 行正和義

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

2つのレンズを活かした2D撮影機能も

アドバンスド2D撮影では、2つのレンズ/撮像素子を活かした同時2枚撮り機能が用意されている

アドバンスド2D撮影では、2つのレンズ/撮像素子を活かした同時2枚撮り機能が用意されている

 さらに、レンズと撮像素子を2つ用意している強みを活かした2D撮影モードも用意されている。「テレ/ワイド同時撮り」は右レンズで最広角、左レンズで最望遠を同時に撮るモード。「2カラー同時撮り」は左右別々のカラーモードで、「高/低感度同時撮り」は左右別々のISO感度で撮影する。

 とくにテレ/ワイド同時撮りは従来デジタルズームで行なっていたものをレンズ側で行なうため、テレ側もフルサイズで撮れるという利点がある。カラーやISO感度も画像データを後で調整するのではなく、撮影時のままの画像をそれぞれ残せる。ただし、基本的にフルオート系のモードなのでカラーモードやISO感度をマニュアルで指定できないのは残念なところだ。



撮影サンプルその1

サンプル画像左が左目用で右が右目用(交差法で見れば立体視できる)。広角側、オートモードで撮影(1/100秒、F3.7、ISO 100)。元画像は3648×2736ドットで、掲載用に800×600ドットにそれぞれリサイズしている

上の写真の元画像の一部をトリミングしたもの。明暗の激しい部分などはちょっときびしいが、スナップ用途としては十分な画質と言える



撮影サンプルその2

細部描写なども問題はなく、シャープネスも効いていてくっきりとした絵作りとなっている。オートモードで撮影(1/96秒、F3.7、ISO 100)

サンプル2トリミング

上の写真の元画像の一部をトリミングしたもの



撮影サンプルその3

明暗の激しいところでやや白とびしやすい傾向にあるものの、測光ポイントを適切にすれば大きく露出を外すことはない。オートモードで撮影(1/500秒、F3.7、ISO 100)

サンプル3トリミング

上の写真の元画像の一部をトリミングしたもの



撮影サンプルその4

近い被写体の場合は視差はこれほど大きくなってしまい、3Dの1枚の画像にしようとすると左右を切らざるを得ないことが分かる。ISO感度をあげるとややざらつきの目立つものになるが、W1やV1で立体視する際にはまず気にならない。オートモードで撮影(1/160秒、F4、ISO 800)

サンプル4トリミング

上の写真の元画像の一部をトリミングしたもの

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン