このページの本文へ

COMPUTEX TAIPEI 2009レポート 第13回

Corsair、ついにPCケース市場に参入! 初モデルはフルタワー型「800D」

2009年06月06日 16時00分更新

文● 近江 忠

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 内部に目を移すと、M/B部、電源部、HDD搭載部と3つの部位に区切られるチャンバー方式を採用しているのがわかる。M/B部にはファンをリアに×1、トップに×3搭載可能となっており、さらに電源部に×1、HDD搭載部に×2の最大7つのファンを装着可能だ。あらかじめ140㎜角ファンが3基搭載されており、追加で120㎜角ファンを4基装着できる。エアフローに関しては最大限の配慮をしていると言っていい。またケースの底部にはフィルタが用意されており、埃などの侵入を極力排除する方策がとられている。

5インチベイはドライバレスでドライブを取り付けできる

3.5インチベイ(フロントアクセス可能なSerial ATA HDD接続部)はこのようにカバーが取り付けられており、M/B部と区切っている。その下は3.5インチシャドウベイ

それぞれカバーを外すとHDD冷却用のファンとSerial ATA対応のHDDを接続するための基板が見える。Serial ATAの基板はホットスワップにも対応する

トップにはさらに2基のファンを追加できる。また写真では見にくいかもしれないが、3.5インチシャドウベイにも冷却用のファンをオプションで搭載できる

 エアフローに関してはさすがにハイエンド向けということで徹底的に追求しており、M/Bを取り付けるプレートには見た限りで11、電源部に2つの配線用の穴が用意されており、配線をかなりすっきりとまとめることができる。写真はデュアルSLIのほか、CPUクーラー以外は標準的な構成となっているが、このすっきりとしたケーブルレイアウトは誰の目にも美しく見えるであろう。
 発売は8月とのことで、価格は300ドル前後を予定。日本での発売や価格は未定とのことだが、早々に登場が望まれる製品だ。

これが内部の全容だ。一見デュアルチャンバーとなっているように見えるが、3.5インチベイ部分がカバーで覆われており、別のエアフローとなっているため、3つのブロックに分かれている

エアフローを大幅に改善できるように、M/Bを取り付けるプレートに11、電源部に2つの配線用の穴が用意されている

これがM/Bパネルの裏側。ちなみに本体サイズは609×609×229mmとなっている

(次ページへ続く)

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中