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GIGABYTE製P55マザー+Corsair製品で快適な眠りを!

2009年10月23日 18時00分更新

文● Jo_kubota

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 自作erの多くの方々は、自室兼寝室を兼ねていることが多いと思われる。筆者のその一人……と言いたいところが、現在の住まいでは寝室と自室(PCルーム)は別室となっている。しかし、以前はPCルームと寝室は一緒で、よくある万年床な部屋だった。その時の悩みはなんと言ってもPCの騒音だ。当時、ようやく静音が流行りだした頃だったが、筆者は知る人ぞ知る「Xeon」使いだったため、その騒音たるや通常のPCを大きく超えており、とてもPCを横に置いて寝れらるものではなかった。そのため常時立ち上げておくPCは、騒音レベルを下げられるSlot1(懐かしい)な「Pentium III」を使用し、よく冷えるAlpha製のヒートシンクをつけて、可能な限り騒音を抑えるという工夫をしていた。

寝食を共にするマシンには
静かさがほしい

 それから時代は流れ、どんどん製品の騒音レベルは下降し、しかもPCパワーもモリモリと上がるという、実に恵まれた時代となった。が、やはりパワーがあるPCはどうしても騒音レベルが高めとなる。トリプルチャネルを実現する「Core i7」+「Intel X58 Express」は、確かにハイパワーで魅力的だが熱問題はどうしても付きまとうため、イマイチ踏み切れないというそんな人も多いのではないだろうか。
 そこでオススメしたいのが、LGA1156プラットフォームとなった「Core i5-750」だ。「NVIDIA PhysX SLI」レビュー(関連記事)で検証したとおり、Core i5-750は「Core i7-920」と同程度のパフォーマンスを発揮する。さらにCore i5-750レビュー(関連記事)でお届けしたように消費電力はCore i7-920よりも圧倒的に低い。

Core i5-750。クロック周波数は2.66GHz、L3キャッシュ容量は8MBだ

 しかしCore i5-750を使うだけでは静かなPC、とりわけ寝室において睡眠の妨げにならないPCとはならない。やはり静音を実現するには、それなりにPCに手を入れる必要があるのだ。今回はそんなPCをCore i5-750とCorsair製品を使って自作し、さらにPCによって睡眠がどれくらい快適になるかを調べてみた。
 さて、問題は「睡眠の度合い」を「どう調べる」か、である。その秘密兵器とも言うべき製品が「SleepTracker PRO ELITE」(スリープトラッカー)という製品だ。

このSleepTracker PRO ELITEを使って、マシンが睡眠にどのような影響を与えているのか調べてみようというのが、今回の企画だ

睡眠度合いを調べる秘密兵器
「SleepTracker PRO ELITE」

 スリープトラッカーはその名のとおり睡眠を検出することで、快適に目覚めるための新しいアラーム付き腕時計、いや腕時計型の「目覚まし時計」だ。使い方は、基本的に起きる予定の時間をセットするだけでOK。通常アラームは指定した時刻に鳴るものだが、この腕時計は設定した時刻の範囲で最も起きやすい体の状態を検知してアラームを鳴らしてくれるのだ。この機能により、深い眠りから引き剥がされるように起きるのではなく、ごく自然に目覚めやすいタイミングで起こしてくれる、というわけである。
 この腕時計、どうやって眠りの深さを検知しているのかというと睡眠時の体の動きを見ている。もっと言えば、どれだけ腕時計が揺り動かされているかを見ているのだ。眠りが深いときは身体はあまり動かない。逆に眠りが浅い(目覚めやすい状態)時は、身体が動くという人間の習性を利用しているのである。アラームをセットした時間の範囲で、もっとも身体が動いていると判断した時点でアラームを鳴らすことで、すっきり目覚められるというわけだ。

寝る時間の設定をしておくことで、目覚めるまでの体のリズムをメモリーしておいてくれる。そのデータはUSBケーブルを使って、PCに吸い出すことができ、健康管理にも使えるというシロモノだ

 さて、実のところ筆者は比較的睡眠が浅く、睡眠障害気味だったりする。寝ても3~4時間で目が覚めてしまう。そんな筆者にこの腕時計が必要なのか?という根本的な問題があったりするのだが、この製品を使ってCore i5-750の静音PCがどのくらい睡眠に影響を与えているのかを調べてみようというのが趣旨である。

(次ページへ続く)

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