2006年11月08日 09時00分更新
田島校長直伝!実践Webマーケティング
第8回
商品の価格を検討する(独自ドメイン店・楽天店)
文● 田嶋 節和/株式会社サーフボード 代表取締役 Webマスタースクール 校長
商品販売の場合、粗利(粗利益、荒利益)を考えなければ、いくら儲けが出ているのか分かりません。販売する商品にもよりますが最低でも、粗利は40%以上を確保しましょう。今号では独自ドメイン店と楽天店における粗利40%を想定した場合の予想利益を計算してみます。
なお、クレジット決済の利用比率を独自ドメイン店は40%、楽天店は60%として楽天店の比率を現状に合わせ高くして計算します。
【独自ドメイン店の場合】
月商 200万円、粗利 40%、商品数 2,500点
平均購買単価 4,000円(月注文件数 500件)
クレジット割合 40%(決済手数料 3.6% 処理手数料 15円 / 件)
「送料無料」とし、店側が全額送料を負担した場合
| 売上(月) | 2,000,000円(@4,000円×500個件) |
| 売上原価 | 1,200,000円 |
| 売上総利益 | 800,000円(粗利 40%) |
| パソコン/インターネット設備 | 15,000円 |
| 地代家賃、水道光熱費 | 50,000円 |
| レンタルサーバ | 20,000円 |
| Web制作償却 | 80,000円 |
| 販促費 | 50,000円 |
| 配送料・梱包他 | 350,000円(@500円×500件)+([アットマーク]200円×500件) |
| クレジットに関する手数料 | 31,800円(@4,000円×200件×3.6%)+3,750円(@15円×200件) |
| 計 | 596,800円 |

| 売上総利益 | 800,000円 |
| 営業経費 | 596,800円 |
| 営業利益 | 203,200円 |
【楽天店の場合】
楽天市場出店の場合、粗利を独自ドメイン店に比べ高く設定する必要があります。出店料やマージン、プロモーションなどで経費がかさみ、利益がほとんど出ないためです。
月商 200万円、粗利 40%、商品数 2,500点
平均購買単価 4,000円(月注文件数 500件)
クレジット割合 60%(決済手数料 3.6% 処理手数料 15円 / 件)
| 楽天市場出店固定費 | 50,000円 |
| 課金 | 70,000(1,000,000円×4%+1,000,000円×3%) |
| 楽天スーパーポイント付与料 | 20,000円(1%) |
| 計 | 140,000円 |
| パソコン/インターネット設備 | 15,000円 |
| 地代家賃、水道光熱費 | 50,000円 |
| Web制作償却 | 40,000円 |
| 配送料 | 250,000円([アットマーク]500円×500件) |
| 梱包 他 | 100,000円([アットマーク]200円×500件) |
| クレジットに関する手数料 | 47,700円(@4,000円×300件×3.6%)+4,500円(@15円×300件) |
| 計 | 502,700円 |
| 各種広告 | 30,000円 |
| 共同懸賞 | 50,000円 |
| 計 | 80,000円 |

| 売上総利益 | 800,000円 |
| 営業経費 | 722,700円 |
| 営業利益 | 77,300円 |
実績のあるカタログ通販会社などでは、粗利率60~80%確保するのが相場です。お客様が足を運ぶ実店舗に比べ、ネットショップでは梱包、配送、入金確認と余分なコストや手間がかかります。特に送料にかかわるコストはネットショップにとって大きな負担となります。そのため、適正な粗利を確保しないと、例え売上がアップしても自転車操業に陥ります。
また、「送料無料 = 購買単価のアップ」という明確な目的で、実施してください。さらに、新規顧客確保が目的の「お試しセット」は送料無料とし、購買までのハードルを低くします。
著者プロフィール

| 名前 | 田嶋 節和 | tajima[アットマーク]surfboard.co.jp |
|---|---|---|
| ※著者に直接問い合わせをする際は、お名前、会社名、サイトURLなどを明記してください。 | ||
| 会社 | 株式会社サーフボード | |
| サイト | http://www.surfboard.jp/ | |
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