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インテルが脱メタボに本気を出したらこうなる

2009年04月15日 12時00分更新

文● 編集部

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データはBluetooth経由でパソコンに転送
アプリやSNSで情報管理

こちらは今までの血圧計を使った場合。データをExcelに打ち込むというアナログな過程を経るため時間もかかる

オムロンヘルスケア開発の、コンティニュア対応の血圧計(試作機)を使った場合。機器上部の「転送」ボタンを押すとデータがBluetooth経由でパソコンに転送され、ローカルのソフト「メタ簿」(いやな名前だ……)にインポートされる

こちらがBluetooth経由で転送されてきたデータ。「コンティニュア対応」の製品はすべてこの形式でデータを出力することになる。ASN.1というxmlのような言語で記述されている

こちらは株式会社エー・アンド・デイ開発のBluetooth内蔵体重計「UC-321PBT」。測定後にデータを自動的にアクセスポイントへBluetooth送信する。同上のアプリ「メタ簿」で体重の推移をグラフ化することもできる

SNSともそのままデータを連動できるようになるという。画面は「JOGNOTE」というスポーツ系のSNS。たとえばKDDIが提供するスポーツ系サービス、au Run&WalkのデータなどをSNS上で同時にデータ管理できる

測定したデータをもとに、家族の健康管理をすることも。たとえば血圧計のデータをシャープ「WILLCOM D4」に搭載されたアプリケーションにBluetooth転送すると、家族は「血圧が上がっているからちょっと注意した方がいい」といったメッセージを受け取れるという仕組み。これまでの湯沸しポットなどに入っていた仕組みと同様だ

ちなみにデモではWILLCOM D4と接続しているが、Bluetoothに対応しアプリケーションが起動できればこのデバイスは何でも構わない

 ちなみにこのプロトコル、現在はまだあくまでも家庭で使われる健康機器のデータ同士を管理するもの。だが、将来的にこれがたとえば一般の病院や企業の健康診断などに採用されてくれば、すべての健康情報がネットワーク上でつながることになる。

 そうなってくると病院と患者の透明性も高まり医療諸問題の解決が望めそうなのだが、それには総務省と厚生労働省という行政区分や点数制という診療評価基準など様々な障害も多い。まずは家庭からの普及に期待したい。


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