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GV-1394TV/M3

【レビュー】定番テレビキャプチャーがiPod&iTunes連携機能をパワーアップ

2006年08月22日 20時56分更新

文● 倉田吉昭

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iPod連携機能は実用に値するか?

GVencoder for iPodは、録画したDVストリーム形式のムービーを、iPod用のMPEG-4/H.264ムービーに変換するツールだ。

DigitalTV Recorderでチェックを入れておくと、録画終了と同時にバックグラウンドでエンコードし、ファイルをiTunesに登録したり、iPodに転送してくれる。その際、iPodへの転送を選ぶと、エンコード後に待機状態となり、ビデオiPodを認識すると同時に転送を始める仕組みだ。

iPodに自動転送
DigitalTV Recorderの“録画”タブで“録画後にiTunes・iPodへ転送する”にチェックを付けておくと、バックグラウンドで変換/転送される
変換クオリティー
画質はMPEG-4/H.264とも3段階指定できる。変換後の動作は、“何もしない”“iTunesに登録”“iPodに転送”の3つ。“追加”ボタンを押せばいつでも変換できる

エンコードはソフトウェア処理のため、処理速度はCPUやHDD性能による。PowerBook G4-1.33GHzを使い、1時間番組(約12GB)を“iPod H.264 高品質”でエンコードしたところ、変換が終わるまでおよそ2時間半を要し、最終的なファイルサイズは約360MBとなった。

ちなみに、iPod 上で見るぶんには、“iPod H.264 標準”(サイズは約240MB)でも十分だろう。録画してすぐにiPodに転送することはできないので、夜のうちにエンコードし、朝iPodにファイルを移すといった使い方がベターだ。



【結論】

【○】
iEPGの番組予約がSafariに対応した。付属ソフトと『iLife '06』により録画から変換まで一貫して行え、操作も簡単。Intel Macも正式にサポート。

【×】
ハードウェアエンコード機能がないため、iPod用動画への変換はMac側にはかなりの負担。DV形式のため、HDDの消費が大きい。

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