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アイ・オー・データ機器、TVキャプチャーユニット『GV-1394TV/M3』を発表――録画後にiPod用ムービーを自動変換

2006年05月24日 18時43分更新

文● 編集部

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アイ・オー・データ機器(株)は24日、FireWire 400(IEEE 1394a)接続のTVチューナー付きDVコンバーター『GV-1394TV/M3』を5月末に発売すると発表した。価格は2万7400円。

GV-1394TV/M3
『GV-1394TV/M3』

地上アナログTVチューナーと、Sビデオ/コンポジット入力端子を備えており、アンテナ線やAV機器などと接続して、テレビ番組やビデオを視聴/録画できる(コピーワンス番組の視聴/録画には非対応)。録画フォーマットはDV形式のほか、QuickTimeムービーやMPEG-4など、QuickTimeが対応する形式も利用可能(ソフトウェアエンコード)。

インターネット電子番組表(iEPG)に対応し、“ONTV JAPAN”などのiEPGサイトを利用することでウェブブラウザーから録画予約が可能。メール予約録画機能も備えており、パソコンや携帯電話から特定の文字列を含むメッセージを送り、Mac OS Xの『Mail』で受信することで録画予約を実行できる。

ユーリードシステムズ(株)のビデオ編集ツール『Ulead VideoTrimmer』が付属し、録画したビデオのCM部分をカットすることも可能だ。そのほか、ハードウェアには以下のような高画質化回路が組み込まれている。

  • 多重映りを軽減する“ゴーストリデューサー”(GRT)
  • 色にじみを抑える“3D Y/C分離”
  • ノイズを低減する“3Dノイズリダクション”
  • 明るさやコントラストを自動補正する“オートゲインコントロール”
  • 動きが激しいシーンで横縞ノイズを抑える“デインターレースフィルター”


iPod用ムービーの変換とiTunesへの転送を自動化

最新版では、ソフトウェアが大きく変更されている。変換ソフト『GVencorder for iPod』が追加され、TV番組を録画したあと、ビデオをiPodで見られるファイル形式に変換してiTunesに登録するという一連の操作を自動で実行できるようになった。

GVencorder
新たに追加された変換ソフト『GVencorder for iPod』録画ソフト『DigitalTV Recorder』のメイン画面で“録画後にiTunes・iPodに転送する”をチェックしておくと、iPod用ムービーが作成される

また、以前はiEPGの予約に対応していたウェブブラウザーが『Internet Explorer』のみだったが、『Safari』からの予約も可能になった。

動作環境はMac OS X 10.4以上で、QuickTime 7.0.3以上/iTunes 6.0.4以上が必要。動作環境はCPUがPowerPC G3-600MHz以上、メモリーが256MB以上。本体サイズは約幅180×奥行き180×高さ50mm、重量は650g。

付属ソフトはGVencorder for iPodのみUniversalアプリケーション化されており、Intel Macでもネイティブで動作する。Intel Macの場合、その他のソフトは“Rosetta”を介して利用する。

オプションとしてリモコンキット『GV-MVP/RCkit』(価格は3300円)を用意。GV-1394TV/M3をWindows環境で利用するための録画/視聴ソフト『mAgicTV4.1 for GV-1394TV/Mシリーズ』も、6月上旬よりダウンロード販売される予定(価格は未定)。

なお、アイ・オー・データ機器によれば、以前のモデル(GV-1394TV/M、GV-1394TV/M2)のユーザーに対して、6月以降に最新版のソフトを有償販売する予定もあるという(価格は未定)。



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