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VAIO VGN-UX50

VAIO VGN-UX50

2006年05月16日 18時23分更新

文● 行正 和義

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プロアトラス2006”が標準で付属! 気になる本体スペックと同梱ソフト

大容量バッテリーを装備した状態(手前)。奥は付属のACアダプター。大容量バッテリーを装備した状態で持ったところ。手前側が飛び出している感じになっているが、グリップ感は気にならない。

 店頭モデルはCPUに超低電圧版Core Solo U1300-1.06GHzを採用し、VAIO・OWNER・MADEモデルでは上記以外に超低電圧版Core Solo U1400-1.2GHzと超低電圧版Celeron M 423-1.06GHzを選択可能。メインメモリーはどちらもオンボード搭載の512MBのみで増設不可となっている。低消費電力CPUを採用するもののコンパクトな標準バッテリーのため、連続駆動時間は3.5時間とやや物足りない感があるが、ノートパソコンのように出先で長時間の利用をするというよりも、ちょっとしたウェブブラウジングやメール確認などのPDA的な使い方であれば十分といえる。ただし、音楽再生など常時作動させるような使い方ではオプションの大型バッテリーを導入したい。標準バッテリの2倍の容量を持つ大型バッテリーでは7時間の動作が可能で、本体下部の手で握る部分に装着するため、持ってみるとグリップ感は思いのほか違和感がない。ただし片方(しかも右利きの人が持つのと反対側である右側)が重くなるため、持ったときのバランスはあまり良くないのが残念な点ではある。

ちなみにVAIO・OWNER・MADEモデルは購入特典として、背面に装着する“キャリングスタンド”が付属する。

 店頭モデルのOSはWindows XP Home Editionのみだが、VAIO・OWNER・MADEモデルはWindows XP Professinalの選択も可能。Windows XP Tablet PC Edition 2005を搭載するモデルは用意されていない。プリインストールソフトとしては「プロアトラス2006 for VAIO」(プロアトラスSV同等品)により、自動車や鉄道、徒歩レベルのルート検索が行なえる。もちろん、前ページで紹介したGPSユニットと組み合わせてナビゲーション機として利用できるのも面白い。

 ノートPCというよりもPDA的な使い方を意識している製品だけに細かな使い勝手が工夫されている。両手で持ったときに操作しやすいスティックポインタやワンタッチで起動するアプリケーションランチャーにより、キーボード操作は最小限で済む。さらにペンのジェスチャーアクションによってブラウザーの“進む”“戻る”やウィンドウの“最大化”“最小化”、音楽再生の“再生/停止”“音量大/小”といった操作が可能な“VAIOタッチコマンド”も搭載されている。

 このようにPDAライクな使い方ができるUX50だが、もちろんそれだけならばWindows CE機などでもよいわけだ。しかしブラウザーや各種アプリケーションなど、フルスペックなパソコンを持ち歩きたいという需要も確実にあり、可能な限り小さなWindowsマシンを持ち歩きたいという人にとってはかなり魅力的なマシンだろう。

VGN-UX50(店頭モデル)の主なスペック
製品名 VGN-UX50
CPU Intel Core SoloU1300-1.06GHz
メモリー(最大) DDR2 SDRAM 512MB(512MB)
HDD 30GB
液晶パネル 4.5インチ(タッチパネル)
画面解像度 1024×600ドット
インターフェース USB×1、メモリースティック Duoスロット、CFスロット(TypeII)、AV入出力、拡張コネクタ
通信機能 IEEE 802.11a/b/g、Bluetooth
電源 専用リチウムイオン充電池(3.5時間)
サイズ(W×D×H) 150.2×32.2×95mm
重量 約520g

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